<6.15>
少ない産卵(午前の部)
今季も東濃のグンバイトンボに行きました。曇りがちながら正午前に晴れ間があり、最高気温30℃の蒸し暑い日。
♂の個体数はそこそこで、探雌行動も活発。♀もちらほら見られて交尾が十分期待できそうな雰囲気です。
ところが、♂が交尾を仕掛けても♀は悉く拒否。時期が早いか交尾が成立せず、まごまごするうち正午が迫ります。
昨年の様子では、午後でも連結産卵は十分撮れるはずですが、果たして交尾が撮れるのか焦りました。
まずは、交尾拒否の様子です。♀にその気がなく拒否の姿勢。♂が接近すると逃げていました。
交尾拒否の♀と追う♂
♀ 飛翔 交尾拒否
♀ 静止 交尾拒否
♀ 静止
♂ 飛翔 探雌行動
♂ 静止
♂ 未成熟 静止
2016.6.15 岐阜県
<6.11>
オビトンボの産卵
都区内のウチワヤンマの池、コフキトンボが多数生息しますが、オビトンボ型♀はこれまであまり見ていません。
今年は結構目につきます。交尾態で飛び回って産卵場所で♀を放すのはウチワヤンマと似た行動パターンです。
交尾態
♀ 産卵
少し移動して、2分近く打水
♂ ♀ 静止 左手前は♂型の♀
♂ 静止
2016.6.11 東京都
<6.11>続編
産卵の記録
交尾態で飛来してから産卵終了まで約2分間の記録です。
13時過ぎ、交尾態が速度を落として目前に迫りました。縄張りの♂が不在で間違いなく交尾を解くはずです。
交尾態 飛翔
交尾態のままヒシの上に着地
6秒間止まり、飛上がって交尾を解く 下が♀
♂は警護態勢
♀は再び着地
7秒後に産卵開始
14秒間産卵して休止
5秒間休止して産卵
10秒間産卵して2回目の休止
警護を続ける♂
産卵を再開して3回目の休止。この間28秒。これ程休止しながら産卵したのは見たことがありません。
9秒間で飛立ち、最後はやや長く34秒間産卵して上空に消えました。
2016.6.11 東京都
<6.11>
気温上昇
昨日の新潟の無残な結果が未だに信じられない心境です。気分転換で都区内の公園のウチワヤンマに行きました。
都内で真夏日を記録、当地も最高気温29℃の梅雨の晴れ間の暑い日。3回の産卵を目撃しました。
最初は、交尾態が飛来して産卵場所で交尾を解いた瞬間、♀が産卵せずに上空に逃げた珍しいシーンです。
交尾態 飛翔
ホバリングして産卵場所を見定める
産卵場所で交尾を解く
放れた♀はそのまま上空に飛び去る
♀に逃げられた♂ 十数分間、ホバリングしながら♀を探した
交尾態で飛来して通常のパターンで産卵した個体です。
交尾態 飛翔
交尾を解いて一旦着地してから、産卵を始めるケースが多いようです。約2分間の産卵でした。
♀ 静止 約20秒間の休止
♀ 産卵
糸に連なる卵は背景がよくなく不鮮明
次の産卵は見つけた時に始まっていました。3回目の産卵は続編に掲載します。
♂ 静止
♂ 飛翔
2016.6.11 東京都
<6.10>
羽化と産卵
オゼイト、エゾイトトンボの池では、暗い一角でモノサシトンボが羽化中でした。一方、連結産卵も見られます。
以前、6月中旬の訪問時は未成熟ばかりでした。交尾態は10時頃に飛翔を目撃したのみで産卵は午前中で終了。
♀ 羽化
連結産卵
2016.6.10 新潟県