ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ダビドサナエ 2020<5月②>

2020-05-19 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.15>

交尾拒否

前日の産卵撮影が消化不良、連日のダビドサナエです。見逃しも否定できず、産卵ポイントを絞って待ちました。
生息地によって産卵場所が異なり、当所では草地より苔を好むようです。前日同様の低湿度で最高気温26℃。
午前中に静止した黒化した老熟♀を見て、流れにヤマサナエ♂が姿を見せて、そろそろ主役交代が迫っています。
♀の飛来は午後のみで、重複の可能性がありますが、12時半1♀、13時半過ぎ1♀、14時台に3♀を目撃。
産卵したのは3♀。2♀は産卵前に♂に捕捉され、1♀が交尾成立。1♀が交尾を拒否しました。

12時半頃、水辺に降りていた♂が直後に飛来した♀を連結。♀の動きを察して先回りしていたようです。
結末は♀が激しく抵抗して交尾拒否。約2分半、双方が暴れ回って、断念した♂は連結を解いて飛立ちました。

♀の連結に成功した♂


抵抗する♀


約1分経過


約2分経過 飛び上がれる態勢になる


飛び上ろうとする♂に対し♀は枯草をしっかり掴んで抵抗


♂が諦め、連結を解いて飛立つ直前 これまで


上の♀は当分産卵しそうになく、産卵が見られるか不安でしたが、約1時間後の13時37分頃、別の♀が飛来。
前日より20分程早いものの、ほぼ同じ時間帯でした。約40秒間、石の間の苔に卵を落としました。

♀ 産卵








次は14時18分頃。暗い所に入り約30秒間の産卵。♂が狙っているので一回の産卵時間が短いようです。





14時38分頃、もう一度産卵が見られました。やはり同じ一角で、やや広く移動して1分半の産卵でした。
撮影時間に少々余裕がありましたが、卵の写し込みは別問題です。同じ様な天候でも前日より活性がありました。






2020.5.15 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダビドサナエ 2020<5月①>

2020-05-17 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.14>

市内の源流域

例年ならクロサナエに行く時期ですが、近場のダビドサナエで我慢。とはいえ、産卵が見られるか未知数です。
横浜市内の源流域の一つで旧知の生息ポイントに行きましたが、実はここでの産卵目撃がなく、手探り状態。
10時頃、樹冠から♂が降りて、数年ぶりに生息を確認しました。最高気温25℃、低湿度でからっとした天候。

♂ 静止




13時15分頃、♂が度々水辺に降りて来ました。これなら産卵が期待できそうです。後はひたすら待つのみ。
♂は高速で飛来して30秒程で飛立つので、目の前に着地しないと見逃しがちです。

日溜りに着地した♂


13時半頃の♂


13時55分頃、遂に♀が現われました。微妙に日が当たる所で約30秒間産卵して、珍しく一時休止しました。

♀ 産卵






♀ 静止 産卵後 15秒程休止


♀が飛んでから約1分後、産卵場所に現われた♂




次の産卵は14時半頃、ほぼ通過状態で数秒間で姿を消しました。初日は後追いのみで、卵も撮れず終了です。

♀ 産卵



2020.5.14 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハラビロトンボ 2020<5月>

2020-05-12 | トンボ科

<5.11>

近場の散歩

行きたい所は山ほどあっても、外出制限でどうにもなりません。近場の散歩は気乗りしなくても運動不足が限界。
北関東で真夏日、横浜の最高気温も28℃。久々の外出は堪えましたが、今後に備えて行ってよかったかも。
数年来撮っていない横浜のハラビロトンボです。環境劣化で、かつての勢いはないものの生命を繋いでいました。

交尾態






♀はまだ少なく、一方で産卵水域が限られるので、飛来すると縄張りの♂に即刻捕捉される状態でした。
土が湿っている程度の地面での産卵を目撃しました。とても打水とはいえません。

♀ 産卵 






♀ 静止 産卵休止


♀ 未成熟 静止

2020.5.11 神奈川県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする