ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ルリボシヤンマ 2022<9月③>

2022-09-20 | ルリボシヤンマ

<9.16>

台風前に

大型台風の接近前、再びルリボシヤンマの産卵撮影に行きました。最高気温は30℃でも秋の気配を感じます。
2♀が産卵しましたが、♂が飛来せず捕捉の目撃なし。この時期までに♂の絡みが撮れないと厳しくなります。
11時半頃到着した途端、タイミングよく♀が入りました。あまり落着かず転々と移動しつつ約1時間産卵。

最初の♀ 複眼の緑色が目立つ個体 






複眼のへこみが左右とも傷のように見える個体


次の♀は、何度か現われて産卵せずに飛び去り、14時過ぎに2♀同時に飛来、一方は♂に追われて逃げました。
14時40分頃、見失っていた♀が草のなかにいるのを確認。やがて池端に移動、珍しく苔に産卵を始めました。
遠くから見ると、まるでヤブヤンマの産卵のようですが、産卵管を水中に入れているところが異なります。
さすがに落着かないのか4回移動して、約2分間で元の場所に戻りました。

2番目の♀ 複眼に少々青みがある個体 






1m程小移動して同じような所で産卵




さらに移動 ここを最後に池中に戻る

2022.9.16 東京都

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マダラヤンマ 2022<9月①>

2022-09-18 | マダラヤンマ

<9.15>

食傷気味

マダラヤンマの季節到来。気温が下がって晴天の予報の日を待ち、今年も慣れ親しんだ上田の溜池に行きました。
しかし、当地の天候は独特で行かないと分からず、午前中は曇り空、午後に日が射すと30℃超えになりました。
♂の活性がなく、気温が上がって静止する個体も少ない状態。交尾態は1対のみの目撃で撮影できませんでした。
生殖行動は日替わりで何ともいえませんが、原因が時期でなくこの池に入る♀が減っているならば気懸かりです。
結局、初回はホバリングのみで終了。いささか食傷気味ですが、ホバリングを見ると条件反射で撮影します。

曇天下、30分以上同じ一角でホバリングした♂








11時半頃 日が射して3分程のホバリングを見せた♂ 








16時頃 夕方のホバリングも活性なし 






溜池では個体数は少ないもののマイコアカネが生息しています。

<マイコアカネ> 気温上昇で倒立する♂ ♀は目撃せず

2022.9.15 長野県

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メガネサナエ 2022<9月>

2022-09-16 | サナエトンボ科メガネサナエ属

<9.12>

愕然

オオサカサナエの後は湖岸でメガネサナエの産卵撮影。ところが、初日に行った浜は♂も殆ど見ない状況でした。
諦めて別の浜に行くと異常発生した藻が打ち上げられ白砂を覆っています。今夏の高気温の影響か驚きました。
夕方まで待っても目撃は3♂で愕然。しかし、このまま帰るわけにも行かず、翌日のこの浜に望みを託しました。

翌朝は一変して数え切れない程の♂が縄張り。藻による直接の影響はないようです。しかし、♀が現われません。
7時頃、突然1♂がホバリングを開始。岸辺でホバリングする♂は少数ながら、長い時は2分程続きました。
大概は縄張りに侵入した♂と争うと直ちに戻って砂浜に止まります。ホバリングのパターンはよく分かりません。

湖岸に押し寄せた藻の上でホバリングする♂
















ホバリングは8時頃になると殆ど見なくなって9時40分頃が最後






最低限のホバリングは撮影しましたが、肝心の産卵は5時間待って♀の目撃自体が1回。あり得ない状況でした。
8時頃、打水を見た辺りに接近して♀を発見した途端、縄張りの♂に捕捉されて交尾態で上空に消えました。

打ち上げられた藻と波打ち際の空間で卵塊形成する♀ 直後に飛び♂に捕まる


石の上で縄張りする♂






砂浜の♂

2022.9.12 滋賀県

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オオサカサナエ 2022<9月>

2022-09-14 | サナエトンボ科メガネサナエ属

<9.11>

不運続き

コシボソヤンマの産卵撮影を続行していましたが、出会いがなく、10年来経験のない事態になりそうです。
トンボの生態撮影の成否の過半は運。そろそろ幸運が巡ってくる頃と思い、オオサカサナエの交尾に賭けました。
結果、湖畔に近い丘陵で正午前から14時過ぎまで2日間待機して、飛来する交尾態の姿すら目撃なく失敗。
暑さに強いサナエで、好む日向で待つのは相当堪えました。2日とも最高気温は32℃。

13時半頃、地面近くのシダにいた♂ 12時半頃に♀、13時頃に別の♂を目撃している


約10分後に同じ♂が戻って3分程止まる 相当敏感な個体が多いなかで比較的ゆったりしていた







2022.9.11 滋賀県


<9.12>

前日に♀を目撃した台地での待機を決め込み、微妙な頃合いで現われる♂が♀を捕捉することを期待しました。
1♀が姿を見せ、♀を探して2♂が飛来しましたが、すれ違い。♂、♀それぞれ止まりを撮って終了です。

正午頃に現われた♂ かなり敏感ですぐ姿を消す


♂が去って約2分後、♀が姿を見せ10分程近辺に留まる






約3分後に小移動


再び約3分後に少し上に移動 やはり3分後に近辺から姿を消す


♀が姿を消して約30分後、12時45分頃の♂ 5分程で飛び去って以後は♂、♀とも目撃なし











2022.9.12 滋賀県

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ルリボシヤンマ 2022<9月②>

2022-09-10 | ルリボシヤンマ

<9.6>

捕捉失敗

連日のルリボシヤンマ、♀を捕捉する♂の絡みが狙いです。最高気温は同じ31℃でも湿度が高い分蒸し暑い。
1♂が30分以上執拗に探雌した以外、活性がなくバトルも見られません。個体数が減少傾向にある印象です。

産卵は前日と同じパターンで、正午前に現われた♀はすぐに去って2番目の♀が落着いて長時間産卵しました。
一角から離れずに約1時間20分経過すると♂が探雌。しかし、オニヤンマが邪魔に入り容易に♀を探せません。
カメラを構えて約5分、♂が飛びつく寸前に♀が逃げました。♀が上手でした。これでは目的のシーンは撮れず。
結果、毎度似たような産卵写真のみ。前日に多数目撃したマユタテアカネの産卵は何故か殆ど見ませんでした。

最初の♀ 11時45分頃に飛来して池を出たり入ったりして落着かず5分程で姿を消す




2番目の♀ 13時20分頃から産卵開始 14時45分頃♂から逃げるまで産卵継続





2022.9.6 東京都

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