呪術回想・その２。

【ガチな人は呪える、報復するぞなんて言わない】

※個人の特定を避けるため、フェイクをまぜて書いている箇所があります※

前回記事（→・呪術回想・その１。）の続き。

その１では因果応報はあるし、あまりに恨まれると呪いもあるみたいよって話を藤原道長・平清盛・近世の独裁者などの伝承とからめて書きました。

今回はガチ現代の話です。

「弱そうな子の中にはね、特級の呪術力を持つ子がいたりするから、あんまり調子に乗っていたぶらない方がいいよ。

　呪われた後で泣いて謝ってもぜったいに発動した呪いは止まらない」

…こんなことをヤンチャなお子さん達に言って聞かせてる先輩レディーがいる。

彼女は別に漫画好きでもスピリチュアル好きでもないのだが、大真面目に教育していらっしゃる。

その理由は、

「実際にそういう子を見てきたから」

ですって。

彼女はエスカレーター式の某名門女子大付属校出身で、小学校から高校までそこで学んだ。

同級生のGさんという大人しくて弱々しい子がいて、何をされても反撃できない性分のせいでいつもいつもいじめられていたそうだ。

「初等部の時に２回、中等部の時に３回、高等部の時に１回、Gさんをいじめた奴らが呪いなんてもんじゃないぞってくらい不幸続きになって転校したり退学になったりした。

　校則違反や問題行動がバレて退学になっただけなんて甘いもんじゃないよ。

　自分も家族も交通事故にあってめちゃくちゃに後遺症も残ったり、父親の会社が倒産したり、遺産相続で骨肉の争いが始まって狂った親戚にガチで殺されそうになったり、もうすごかった。

　一番ひどくいじめた子なんて、とてもじゃないけど話せないくらい悲惨な目にあってたよ。

　初等部から知ってる私達はそれを知ってるけど、途中から入った子達がまた加害して報いを受けて…ね。

　そのこと知った中等部でいじめた一人が泣いて土下座して

　「悪かった、いくらでも謝る、頼むからもうやめて」

　って言ってたけど、止まらなかった」

その子は自分が呪ってるつもりもなく、また望んでもいなかったそうだ。

「彼女をいじめた報いってすぐには来なかったの。

　いつでも半年くらい経ったら発動するみたいで、そこからもう悪魔どころじゃなく破壊神召喚かよってレベルで不幸の嵐。

　彼女の守護霊かご先祖さまが守ってると仮定して、すぐに小規模な報復でいじめやめさせてやった方がいいと思ってたけどね。

　Gさん自身は

　「あの子達が不幸になれなんて思ってないよ、いじめさえしなければそれでいい。

　　あの子達が不幸になったって私はちっとも幸せになってないよ！」

　って言ってた。

　ガチな呪術力持ちは自分がすごいなんて言わないってその時学んだ」

こわ…

「Gさんレベルにすごいのは一人だけど、就職した会社でも習い事友達にも“その人を加害した人がひどい報いを受けて不幸になる”パターン何度か目撃したから、呪いってあると私は経験から断言できる」

こわ…（２回目）。

「全員見事に大人しくて弱くて他人に対して攻撃性が一切ないタイプだったね」

なるほど…。

御霊（ごりょう。霊魂の尊敬語だが、尋常ではない祟りをもたらす“みたま”について特にこう呼んだ）は優しくて真っ直ぐで清らかな魂を持つ人しかなれないと言い伝えられているのは本当なんだと思わせられる実例ですな。

日本三大怨霊＝菅原道真・平将門・崇徳天皇。の皆さまも生前はとても優しく清い方だと伝承されているものね。

強い霊力というのか、法力というのか、そういう方から放たれるものが

「まじない」

なのか

「のろい」

なのかは相手次第。

どちらも漢字なら呪いだからね。

気をつけようねっていうスピリチュアル話でした。

怖いわ～







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