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教育虐待、ありふれた悲劇。

2024年03月14日 | シリアス
【人生を乗っ取られ、精神を壊される】

後半の10分くらいしか見られなかったのですが、昨夜の『クローズアップ現代』は教育虐待について放送していました。
  ↓
※教育虐待を防ぐには?悩む親 そして子どもたちへ(NHK公式)

かつて教育虐待の被害者だった女性・ユキさん(もちろん仮名)は大学進学するまでずーっと母親から教育虐待を受けていた過去を語ってくれるのですが、とてもよくご自身を俯瞰していらっしゃって驚きました。

・(頑張って勉強しているのは娘である自分なのに)「ウチら頑張ってるよね」と母親がくくって同一視してくる上に自分の手柄にして横取り。

・あなたが悪いから、バカだから、と繰り返し刷り込んでくる。

・あなたのためにお母さんはしているのよ、と周囲も洗脳してくる。

・中学、高校の皆が将来こうしたいああしたいと進路を考える時に自分だけが母の意志に従うロボットにされているので話に入れないし、なんの望みも描けない。

・見事大学合格してハッピーエンド、になれるわけがなかった。

・先輩が自分の思った通りの反応や言葉で返してくれないと自分は激昂し、罵ってしまっていた。

・自分はおかしいことをしているとわかっているのに、どうすれば良いのかわからない。

・社会人になってから精神科へ行くと、教育虐待からの複雑性PTSDだと診断されてた。


もう、悲しくて辛くて嫌んなるけど…これって本当にありふれた悲劇なんですよね。

多分どの学校にも会社にもいるんじゃないか。

自己否定、洗脳、自他境界を侵略してついに子どもの精神と人生をのっとる…。

怖すぎますね。

大学生になってから自分の思い通りにならないと激昂したり罵ったりするようになったのは、きっとお母さんにそうされていたんだろうなあと私は想像しちゃう。

他人が思い通りに行動しないとゆるせない、というのはわかりやすく同一視・領域侵害ですよね。

自分も相手も心が別々にあって、何をするのも感じるのも思うのもそれぞれの勝手だという大前提がない。


恐ろしいことです。

番組の最後でユキさんは野球ファンになり、

「自分が何かを好きになることなんて出来ないと思っていたから、嬉しい」

と晴れやかな声で語っていたのが良かった

うんうん、取り戻してください。

ユキさんの心を、喜びを、人生を

もう一人インタビューを受けていたのは両親、つまりお父さんにもお母さんにもひどい教育虐待を受けていた男性だった。

教育を口実に耐え難い精神的・肉体的暴力に常にさらされていたという彼は今ではお父さんなんだけど…。

これまたよくある悲劇で、お子さんに同じように手を上げてしまうのだそうだ。

「両親にされたことを否定しきれない自分がいる」

と語っていて、何重にも悲しい気持ちになりました。

つらい。

だってそれ以外知らないし、自分が惨めな被害者だったと思うのは辛いから。

ああ。

なんて悲しい現実だろう。

よくある話、ありふれた話、もう飽きた!!!

こんな悲劇辛すぎるよ。

「もういっぱいいっぱいだ…」

そんな気持ちになる悲しい証言でした。

でも良かったなあ、ゴールデンタイムに

「これはいけないことだ」

という番組が放送されて。

小さいけれど大切な一歩になったはずです。





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