東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

タウンウォッチング 鮮度が勝ち!!ラゾーナ川崎と旧施設に見る

2007-03-17 23:10:12 | 横浜・川崎・横須賀
東京下町のグループで、IKEA横浜~ヨコハマベイクルーズ~ラゾーナ川崎のバス視察ガイド講師をしたときのこと。ラゾーナ川崎は、東芝工場跡地を開発したショッピングセンターで、駅直結の280店舗の大型施設。首都圏でららぽーとを積極展開している三井不動産が運営主体となって06/9月オープンした。
 いわばピカピカの最新版。川崎では駅裏だった場所が、にわかに商業一等地に生まれ変った。成績も極めて順調で計画をかなり上回って推移しているとの事で、川崎のイメージを変え、100万都市の購買力、客質を見直す思いがしている。
 皆さんの感想で、興味を引いたのは、デッキを通って今までの中心部東口からイタリア街をイメージしたショッピングセンターを回った時の印象。マルイ×ヨドバシカメラという強力連合軍の再開発商業施設なのだが、年数がかなり経ったためかとにかく(古い)という第一印象。(チッタデッラ)というイタリアの建築家が設計したイタリア街の方は、リニューアルしたら再生するのではないかとも意見が出た。
 私が感じたのは、商業施設だけてはなく、いかに(鮮度)が大きな印象、購買に影響を与える時代かということ。裏返せば、(鮮度)の落ちた商品は勿論、店舗のフレッシュ感がなければお客様を惹きつけられないということ。
 ヤングに圧倒的人気を誇る、渋谷109の「セシルマグビー」という店は、一週間たったら商品が確実に変わると言うくらいサイクルが早い。いつも鮮度の良いデザインで飽きさせない。こんな店が、まだまだピカピカに見える店でも早いテンポで改装する。客もそのフレッシュ感に触発されるという好循環を生み出しているようだ。
 今、鮮度はライバルに勝つ第1の要因といっても良いだろう。
(タイトルをクリックすると画像を大きくして見られます。画像はラゾーナ川崎ルーファ{大屋根}のある広場夜景)


コメント
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