東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

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「安近短」消費の実感、“見た目が良くて安い”

2007-10-24 22:14:15 | ミニ経営戦略・戦術論
 「安近短」消費の実感、“見た目が良くて安い”

 コンビニでは、客数が増えても売上は前年割れとか。ついで買いをしないため、客単価が落ちているという。ガソリンスタンドでも、満タンにしない人が激増しているそうだ。以前、アメリカのセールス言葉の本を読んで、「満タンですね!」と肯定的に言うと、思わずお客が「ウン」という…「な~る程!」と感心したモノだが、どうも、今、このやり方は、反感を買うかも知れない。
 「消費の数量調整が始まった」という分析もある。どうも、景気が怪しい、将来の年金不安も消えていない。安くて、近場、短期間…という、「安近短」再びという訳だ。海外よりも国内旅行が人気という話しだ。
 不振の百貨店の中で、高級ブランドのルイ・ヴィトンが健闘している。…が、原動力は、「ネヴァーフル」という10万円を切る低価格路線の新シリーズだそうだ。
 家具の「IKEA」、ファッションの「コムサイズム」など、見た目が良くて安い商品が売れている実感がある。こだわりのある高額品の需要も旺盛なようだが、一部の富裕層に限られるのではないか?大勢は、“見た目が良くて安い”、言い換えれば、値段は抑えてデザインに斬新さ=鮮度がある路線が売れ筋のポイントと見ているがどうか。 
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