セブン&アイ(イトーヨーカ堂)の低価格店舗と強者・弱者の戦略
セブン&アイホールディングス(イトーヨーカ堂やセブンイレブン、セブン銀行のグループ統括企業)が低価格店舗を展開するという。
世の中、物価高など不景気風が生活防衛意識の高まりとなり、低価格志向が強まっている。そんな中で、敏感にヨーカ堂系のGMS(早く言えば、百貨店と大型スーパーの中間)で成績の振るわない所から改造し、「ザ・プライス」というヨーカ堂より20~30%安い低価格店舗に衣替えするらしい。食品8割と言うから、小型スーパーのイメージが浮かぶが、実態は解らない。
低価格の為に大量陳列で在庫リスクを抑え、メーカーとの直接取引、チラシ回数減、パート採用など工夫を凝らすという。
ここで、浮かぶのは、量販型大型店の品揃えは中価格から低価格まで(何でもあり)の総合品揃えで幅広いお客様を集める必要があり(いわゆる強者の地域一番店)、今回の低価格店もディスカウント店とは異なる新たな業態ラインアップとして加えたものとして注目される。
これに対して、家族経営規模の小型店は、限定的品揃えにならざるを得ないので、必然的に客層を絞った専門店になる。いわゆる弱者の戦略で大手の手が届かないすき間に活路を見いだすことになる。
前者は、ハイテク技術を取り入れたデジタル型に進まざるを得ず投資が膨らみ、チェーンオペレーションで画一化されたサービスになる。これに対して、後者は、アナログなサービスが強みになるから世の中面白いと思う。
効率を追求すれば集中化、標準化に進む。銀行で忘れ物をしたので、問い合わせたら、お問い合わせセンター(地方におくケースが多い)に繋がり、直接お目当ての銀行に繋がるまでかなりの時間が掛かった。その点、家族店は直ぐ繋がり、話が早い良さがあるし、ホットな暖ったか~い会話もできる。そんな良さ、強みに気付けば「おもてなしの心」が自然生まれてくるのではないかと思う。
実は強者は一握り、大半の企業は弱者であり、弱者の発想からの戦略が強者への道に繋がる。今、経営に苦しんでいる小規模店も、原点に返ってみたら針路が見つかるかも知れないと思う。
セブン&アイホールディングス(イトーヨーカ堂やセブンイレブン、セブン銀行のグループ統括企業)が低価格店舗を展開するという。
世の中、物価高など不景気風が生活防衛意識の高まりとなり、低価格志向が強まっている。そんな中で、敏感にヨーカ堂系のGMS(早く言えば、百貨店と大型スーパーの中間)で成績の振るわない所から改造し、「ザ・プライス」というヨーカ堂より20~30%安い低価格店舗に衣替えするらしい。食品8割と言うから、小型スーパーのイメージが浮かぶが、実態は解らない。
低価格の為に大量陳列で在庫リスクを抑え、メーカーとの直接取引、チラシ回数減、パート採用など工夫を凝らすという。
ここで、浮かぶのは、量販型大型店の品揃えは中価格から低価格まで(何でもあり)の総合品揃えで幅広いお客様を集める必要があり(いわゆる強者の地域一番店)、今回の低価格店もディスカウント店とは異なる新たな業態ラインアップとして加えたものとして注目される。
これに対して、家族経営規模の小型店は、限定的品揃えにならざるを得ないので、必然的に客層を絞った専門店になる。いわゆる弱者の戦略で大手の手が届かないすき間に活路を見いだすことになる。
前者は、ハイテク技術を取り入れたデジタル型に進まざるを得ず投資が膨らみ、チェーンオペレーションで画一化されたサービスになる。これに対して、後者は、アナログなサービスが強みになるから世の中面白いと思う。
効率を追求すれば集中化、標準化に進む。銀行で忘れ物をしたので、問い合わせたら、お問い合わせセンター(地方におくケースが多い)に繋がり、直接お目当ての銀行に繋がるまでかなりの時間が掛かった。その点、家族店は直ぐ繋がり、話が早い良さがあるし、ホットな暖ったか~い会話もできる。そんな良さ、強みに気付けば「おもてなしの心」が自然生まれてくるのではないかと思う。
実は強者は一握り、大半の企業は弱者であり、弱者の発想からの戦略が強者への道に繋がる。今、経営に苦しんでいる小規模店も、原点に返ってみたら針路が見つかるかも知れないと思う。