東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

ポイントカード考

2008-02-19 12:32:25 | ミニ経営戦略・戦術論
  ポイントカード考

ビックカメラのポイントカードが好評…という記事をチラッと目にした。取っておいた新聞が見あたらず、内容は良く読んでいないが、安易にポイントカードを取り入れる店が多いので、日頃感じていることを述べてみたくなった。
個人的に持続しているポイントカードは、良く通る駅のパン屋さん、普段買い物しているスーパーのカード、ドラッグストア、お昼ちょこちょこ利用するうどん屋さん、今一寸気に入っている衣料品店、それにビックカメラ…こんな処でしょうか。あとは、色々貰っちゃうが殆ど忘れている。
 利用しているポイントカードに共通するのは、(利用頻度が比較的高い店)という点。
 基本的パターンは、(満点になったら金券になる)という点。言い換えれば、(溜めて貰うと割引するから又来て下さい)という固定客化=囲い込みという店側の論理。裏返せば、(溜めないと損するぞ)というオドシでもある。どうもこの辺がクサイ。 
 この辺りを明快にしているのがビックカメラのカード。代金精算の時、「ポイント溜めますか、使いますか」と聞く。私の場合、当然!?「使います」と応える。すると、前回までのポイントに応じて、即座に5%位の値引きをしてくれる。買い物のたび、値引きしてくれるシステムだ。実に明快な感じがして、(何となく)気分が良い。
 一方は、(溜まったら返して上げる)というお為ごかしの匂いがあるのに対し、(即、値引き)という本質に近づけた単純明快さがウケているのではないか!?
   


 
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2 コメント

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戦国時代さながら (YY)
2008-02-21 12:22:48
 まさに、戦国時代さながらの様相ですね。都心は旧カメラ系、郊外は大型量販系と棲み分けがあったが、郊外に頭打ちが来れば都心の美味しい土壌は逃すはずもない。郊外で伸びた紳士服チェーン業界も、都心や新業態への模索が続いている点では同じ。消耗戦が続く、シェア争いと無縁なファミリー企業は、(好きな道で)ひたすらオンリーワンを追求する匠の技を磨けば生き残れる。幸せなんじゃないかと思います。
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ビックカメラも戦国時代 (えび)
2008-02-19 19:16:55
幼いころから都心といえば、池袋の私です。
ビックカメラは創め、池袋北口の小さな小さなお店でした。私も時計やカメラをよく買いにいきました。
今は池袋を代表する大きな量販店になり、全国展開するまでの大きな会社になりました。いまだに影ながら
応援している企業です。ところが去年、明治通り沿いの本丸2~3軒となりにヤマダ電機が進出!!業績はどうなったか解りませんが、かなりの苦戦を予想しております。
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