日時 2008年9月27日(土)午後2時から5時
第8回山代ブラジル会は下記のように行われた。
出席者(順不同)写真左から
藤田忍(㈱戦略コンサルテイング・ファーム)、栗田政彦(甲南学園平生釟三郎研究会 研究委員、㈱栗田工業監査役)、山地進(内外食糧経済研究会、元日経新聞)、山代勁二(当会会長、㈱地域事業研究所)、岡地慶直(伊藤忠商事特命担当)、藤沼寛次(富士通)、大木秀信(㈱自然)、田中満直(当会事務局次長、分析技術者)、草刈啓一(西本貿易顧問)、加藤忠(㈱マーケテイングミックス)、庄司豊。写真外は、高橋貞三(当会事務局長、㈱アーゼロンシステムコンサルタント社長)、山内偉生(当会顧問、日系農協中堅実務者研修コースリーダー、元全中)、以上13名
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私は想像しています。西暦1500年、ブラジルの南部海岸に上陸したポルトガルの航海士(P.A カブラル)の前に展開されていたブラジルの風景は、疑いもなくざわめく濃緑の森林、山々、大河、海、鳥獣の喧噪に満ちた大自然とともに、そこに居を結ぶつつましやかなネイテイブ達(インデイオ)によって構成されていた。先住の民はフルーツに小動物、河魚、そしてマンジョッカ(タロ芋)、薬草、野菜など汲めどもつきぬこの豊富なバイオ資源のもとで、原始的な共同社会を設営していたのであろう。 . . . 本文を読む
話が脱線しましたが、これから機を見て、ブラジルの農業、農民、日系農業者、日系農業者の経営、日系農業者と日本の農業者の連携の条件、農産物における日伯農業の協同の実践例の考察、国際農業者提携(ビジネス)の姿形などについて、思いつくままに議論を提供したいと思います。 . . . 本文を読む
ブラジルにはよく行く。南の方にパラナ州がある。少し行くとウルグアイである。
初めて当地を訪れるものが目を奪われるものはパラナ松といわれる特異は形状をした大樹である。オスの木とメスの木が形状を異にするのであるが、地面から直立した樹幹に上部四分の一の所に天に向かって平行にまっすぐに、あるいは斜め上方に緩いカーブを見せてかごを編んだように環形上に多数の枝が張り、その枝に対して細かい枝がまた同じように上部に同じ構造をつくり全体としてみると枝枝の先の緑が樹冠部の中にブロック化して競い合う形で一団を作っている。 . . . 本文を読む
ブラジル農業は従来コーヒーなどの熱帯一次産品輸出を基盤とするものでした。しかし1980年代からは大豆などの穀類、濃縮オレンジジュースが拡大し、大豆は米国に比肩する規模にまで大きくなりました。
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ブラジル農業の概要1
FAOの資料「FAOSTAT」によるとブラジルには1億7千8百万人の人口があります。そのうち農業経済活動人口は1240万人です。国土面積は8460億ヘクタール(日本全土の23倍)、耕地面積は5900万ヘクタール(日本の農用地のほほ15倍)、そのほかに永年作付け地が700万ヘクタールあります。ではどういう農産物があるかご紹介しましょう。 . . . 本文を読む
私とブラジルの日系移民とのおつきあいは、20年近くになります。そう、1985年ごろ、ある日突然ブラジルの日系移民の西村俊治さんという、上品な老紳士との出会いから始まりました。日本人がブラジルに移民した年が1908年です。つまり来年は100年です。 . . . 本文を読む