「生きる」という原点から考えていく時、「生きる環境を整える」という営みが第一に来ます。「生きる環境を整える」という営為は交換経済を通じて発達してきます。
交換が高度に進んだ状態では、国家で秩序やルールを定めそれを保全します。
「生命」「生活」「市場」「国家」「世界」という5つのカテゴリーで、その関係を見ますと、その5つのカテゴリー間で相互関係があります。先ずは「生命」、そして「生活」、そして「市場」そして「国家」、そして「世界」という序列関係を見ることができます。ところが、それぞれのカテゴリーは同じ原理で同軸回転していない事に問題があります。例えば生命の原理と国家の原理は、往々にしてもの凄い衝突をします。生活の原理と市場の原理も常に摩擦を起こします。
一番基底的なものは何かといえば「生命」であることは言うまでもないことです。
現代は交換経済が高度に発達し、交換手段としての貨幣が支配しています。貨幣で命を買うことができ、貨幣で命を奪うこともできる、貨幣の独走が世界をブラックホールの中にたたき込んでいます。
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