田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

今日、まだツクツクボウシが鳴いている(哀)

2008年10月03日 23時00分19秒 |  身近な自然(植木、小鳥、川)、ペット
10月ともなると、もう高湿な夏の気配は去り、快適なシーズンになる。ここ数日、9月末は肌寒い日が続き、短袖のシャツでは我慢できなかった。夏から秋にかけて最近哀感を憶えるのは虫たちのことである。8月のお盆過ぎから我が庭は夕方から急にキリキリという虫の集く声が聞こえてくる。この声は雨が降っているときは決して聞こえない。しかし夕立が終わると一斉に復活する。我が庭を生活の場所にしているセミたちは、夏中木から木へと飛びかい、庭を歩くと体にしばしば触れるほどだ。巣くっているらしいセミどもは、夏の終わり頃にはさすがに繁殖を終えて、幼虫を地下に送り出すそうだ。そして陸上に出て短い一生を閉じる。今日3日、からりとした晴天のなか、あたたかい日差しがやや斜めになって窓から差し込んでいる昼のひととき、なんと、窓に接するようにたっているカリンの木の中に、突然ツクツクボウシの声を聞いた。 . . . 本文を読む