平和が続き、民主的で豊かな国を作って来たおかげで、これまでのところは私は幸せな70代を過ごしている。仕事をリタイヤーしてから、わが家では、オープンハウス化して、英語サロンを月二回楽しみ、外国人を時々招いて国の外の世界を覗いている。また、トマトを介して食とか農とかに触れる勉強会も続け最近は味噌作りや堆肥づくり、農村旅行なども頻繁に実施している。加えて今時間を使っているのがコーラスとミュージカルである。何れも近隣の市民倶楽部であるが、これに限っては私は全くのど素人で、滑稽なくらいへたくそで、うまくなる芽は全く無いので、突然「やめ」と気が変わるかも知れない気まぐれの対象だ。いずれにせよ、これだけの余裕を与えてくれた戦後の「平和」には感謝している。この平和の中に、じわじわとそれを否定する要素も浸透し始めていることも残念 ながら事実だ。 . . . 本文を読む