77年前の日本。 1937年、日本軍は南京に攻め込み、軍民多数を殺した。いわゆる南京事件である。南京入城のニュースを報じるその頃の日本の言論統制された新聞や世情の一端を見てみよう。その頃は日本が正義で支那は邪悪、とマスコミは権力者の道具に成り下がり、世の中の隅々まで、あることないことを信じ込まされていた。このごろからマスコミに「皇軍」という新語が登場。あの侵略戦争を自衛の戦争と合理化した。これは憲法学者美濃部達吉(貴族院議員・東京帝国大学教授)の天皇機関説への一斉攻撃が発端となり、その後すべての学説に十字砲火を浴びせる。 2014年、安倍内閣は集団的自衛権の使用を閣議決定。2015年、この決定に伴う安保法制法案を議会に提出。これが憲法違反と論難する憲法学者が輩出するも政府与党は強引に採決。読売、産経、日経などのマスコミはこれを支持、朝日、毎日、東京以下地方新聞は激しく非難。憲法を勝手に変える安倍内閣に各界が批判の手を挙げ始めた。「戦争はノー」という若者、若いママ達は、LINEを駆使してお互いに意見を述べ合い、行反対動をし始めた。 . . . 本文を読む