日本は少なくとも飢えて死ぬ人、戦争で死ぬ人、差別で苦しむ人に出会わない国になった。その代わりに個人と世間との友好的な繋がりや、世代間の断絶、高齢者の孤独、病気それに加えて派遣労働者の増大など就業不安や経済的な格差の拡がりなど深刻な社会問題が激化している。
これからは、平和がもっと強固に、豊かさが国民全般にも及び、子供がたくさん生まれてくれればいうこともないが、この後半部分は極めて怪しく、不透明になってきていることを不安に思っているのも事実である。
人の幸せを邪魔するものは何かと言えば、暴力【戦争、侵略、強盗のたぐい】、貧乏、災害、病気や怪我、差別(いじめ)、モラルハザード、無教育・・・等が挙げられるが、これらの解決に日本国は向かっているかどうか。憲法はその土台を表現するものであるが、現実の日本は憲法を守っているか。日本には、政治的に独立しているのか、民が主権を保有しているのか、経済的に自立しているのか、安全が保障されているのかなど、米国の占領の後を引きずった基本的に厄介な問題が横たわっていて、人の幸せを実現する道筋をゆがめたり、阻害したり、はぐらされたりしている。個人の生活はこうした輻輳の中で、さまざまな方向から揺さぶられ、制約を受け、増幅する不安・・逃げることができない不安と悩みに囲まれているようだ。
今憲法を巡って、世情は大騒動が起きかけている。今の国のリーダーは頭がおかしく、自分の美学に酔い 、途方もない詭弁を使って、道理に反する言辞を吐いている。いうまでもなく日本を不戦の国から好戦の国に大転換させる「芽」を今のリーダーは与党を征服して移植したからである。この芽が伸びていくと憲法否定に繋がり、これからの国民が土台から不幸になる、こう考える。
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