田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

東日本大震災を追って(経過コメント2)

2011年04月19日 09時24分41秒 | 平和
私には、既に20年前から、国の基本のところで、国民をだます嘘が見えていました。これが今回悲劇的な形でわかりやすく露見しました。人間が食べるものが食料とするならば、機械が食べるものはエネルギーですが、このどちらも、日本には主権がありません。思い切ったことをぃうと思うかも知れませんが私の一貫した分析なのです。この大災害は、そのどちら(食料とエネルギー)も、対米依存(従属)の下で、がんじがらめになっている我が国の姿が見えます。何とかしようと懸命になっても動けない、ものが言えない、意見を吸収できない政治の構造(裏返せばそれで何も問題意識を持たなかった国民性)で国が自主的に政策を決められなかった、日本の食料とエネルギーの自給への努力を妨害してきた結果もたらされたと思います。
食糧不足なのに、38万haの耕作放棄、国土全域にわたる森林の荒廃は論外でしょ?素朴に何故そうなの?と考えることこそ必要です。
原発事故は、原発がポスト石油エネルギーであるという虚構を暴くでしょう。原発の生む電力は所詮石油の化けたものにすぎず、新エネルギーでもクリーンエネルギーでもないことが、ばらされるでしょう。ウラン鉱石の採鉱、運搬から使用済み燃料棒の始末、使用後の原子炉の処理、放射能の処理、災害処理の費用が子孫にツケをまわす。さらにこの労働が過酷で下請けにかぶせているために、技術が社内に蓄積しない、下請け労働者も誇りが持てないなど、メンテナンス上、危ういことが多い、その上に工程に使用するのは莫大な燃料と動力や石油起源の資材、燃料です。安全管理上、原発は稼働率が低い(メンテは厳しい)と来ているのでエネルギー収支は多分欠損ではないか?原子力で動力は生まないことを知りつつエネルギー問題を電力問題にすり替える論議の怪しさ。石油漬けにしないと原子力発電所は作れない、それを知って原子力を未来のエネルギーだという人たちは、怪しい。重電機の大企業が、50年もめちゃくちゃに国家に寄生して、億兆単位の火遊びをし、それをまだ続けようとしている・・・
・それを許さない冷静な議論がこれでやっと出来るのですね。なお、私の判断では食料におけるTPPは、もう一つの原発です。今度お会いとき詳しく話しましょう。


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