![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/0f/4bcbe166c232d08de8477078e8848a90.jpg)
葉緑素を持った生物は、単細胞のものから高等な植物まで地上には多岐にある。これらは太陽のエネルギーのある限り、エンドレスに有機物を作り続ける。
しかし、人間は今飢えようとしている。つまり補食すべき有機物が足りない!というのだ。太陽エネルギーが減った?などの愚問は言うまい。21世紀は飢餓の世紀だと良く言われる。人間も増えたことだし--と何となく納得してしまう。まともに思考すれば、日本の今の食糧自給率、言い換えれば太陽エネルギーをいただいている率は人間の生きていく必要量に対して40%(40%は石油エネルギーなどが底上げしているので見かけに過ぎず、本当はその半分以下であるといわれている)である。高度な科学技術で世界に冠たる立場を「誇って」いる日本は、太陽エネルギーという最も基本的な資源を使えていない。食糧自給率は現実には「砂漠国」さながらの状態になっているのは痛々しいほどである。工業国になってからの日本は太陽-緑色植物-人間という、自然と人間をつなぐ命綱を大切に考えてこなかった。
炭酸ガスを植物の体に変える触媒である葉緑素を持った高等植物、つまり太陽のエネルギーを配給してくれる森林を粗末にし、退治すらしたこと。自然のリンネを攪乱することを、工業の「発展」のために極めて無邪気にやって来た。だか、このことに反省を込めつつ、リンネを回復する仕事を忠実に実行していけば、水と太陽のエネルギーがある限り日本人は「生き続けられる」のだ。
そこで次回は、最も原始的な植物である藻について、その莫大な資源性を意識しながらコメントすることにしたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます