田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

171229朝の散歩、昼の散歩(99)もう終わり?2117年

2018年01月04日 16時30分30秒 | 愛・LOVE・友 

「この間いただいた明日葉ね、丈がぐんぐん伸びて・・」

・・・はあ?(ところでお宅は誰でしたっけ?)

「元気すぎて困っちゃたわよ」

・・・どんどん切ってたべてるの? 

「いや、眺めているだけなの」

私はニコニコしてごまかす。

・・・(当たり前よ)結局誰だったかさっぱり思い出せない。改めて聞くのは失礼に当たる。

また別の日。違うご婦人から声がかかる。どこかで一度親しく声を交わしていることはわかるのだが、いつだったかどこだったか、どんな話をしたのだったかさっぱりわからない。「えーーとね、この味噌、主人が美味しいと褒めていたわよ。このお味噌これからずっと手に入るの?」

・・・いえ。実はこの味噌、味噌つくりツアーのお裾分けなの。だから来年ツアーに参加してね。

「主人がね、色々料理の腕を振るうのよ。その味噌がすごく良いから買ってくるようにって」

・・・???(どうも話すれ違う)

このような出会いを続けていると、段々人と話すのが楽しみになってきた。顔が覚えられないのが情けないけれど、人が近寄って話しかけてくれる間は、まだまともに生きている証拠だからな、と勝手に強がってはいる。


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