田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

200927朝の散歩 昼の散歩(254)・・・音楽と歌のない暮らし、農村は美しかった

2020年10月08日 06時39分32秒 | 日本の未来像(future

それにしても、この6か月、コロナのおかげで♬♫と再び無縁になっていました。散歩も沈黙の行で、もしかしてしかめっ面でいるかもしれませんので、最近、合唱祭の録音をイヤホンで聞き、やわらかい顔にして歩くことを心掛けました。歩いているうちに少しづつ思い出して自分のパートの声が出るようになりました。パートはバスなので“変なおじいちゃん”と私を振り返る人もいますので、すれ違う時だけ小声にして迷惑をかけないようにしています。ともかく、音楽や歌のない暮らしは暮らしではないですね。どんな時にでも、音楽と歌が身近にあることが大切ですね。

 

戦後75年、ほとんどの日本人は、日本が戦った戦争の悲惨さを知りません。しかし戦争の知識(ミサイルだとか、原爆だとか)はよく知っています。そしてたいして恐ろしがらずに(気楽に)論じています。敗戦の年、私はまだ幼児で、ある田舎(山陰の山奥)に保護されていました。都会に住んでいた一家はそれだけ恵まれていたのです。昭和20年、全国はいたるところで凄惨な日常が繰り返されていました。その間の1年間、遠縁の農家が私たちをかくまってくれました。おなかを減らすことは全くありませんでした。思いついて10年前、当時の幼友達を訪ねてその地へ行きました。そこでお世話になった家のお墓に参ってきました。(写真)小さな規模でお米や野菜を作ってきた農家です。そこは昔ながらの美しい農村です。この美しさは日本の宝、世界の宝だと改めて思いました。農村がいつまでも栄えますようにと思いながら、一方で緊張を強いている昨今の世界の情勢を念じながらコロナの後の世界が悪くならないように念じております。


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