四季の花々と風景

日々目についた花々や風景の雑感

2020.03.15 寒空の万博記念公園

2020-03-16 | 日記

 "春は名のみの風の寒さや~” の早春賦ではないですが、雲間から時折顔を出す太陽にはほっとするものの,すぐに隠れると吹く風は身にしみます。今日は日本庭園を主に歩きました。
 
 公園入口の太陽の塔前の鉢植えキンセンカが黄色と橙色でお出迎えです。


 今日オープンの万博BEAST、遠くからでしたがもう楽しんでいる姿が見えました。芝生は前日の雨で少し水が浮いている箇所もありましたが、日曜日とあって家族連れ、若いグループが楽しんでいました。


 日本庭園で、時折乾いた竹の音を響かせていたシシオドシ。竹林越しの一枚。


 茶室「汎庵」「万里庵」近くの築山でツツジの紫のつぼみが鮮やかでした。


 こちらは同じく茶室「千里庵」前のまんさくの花後か、残念でした。


 モクレンの白が青空に揺れて,丁度見頃でした。


 心字池バックに小ぶりのモクレン、開花はまだ少し先のようです。


 花しょうぶ田横の柳、遠目には葉っぱばかりかと見えましたが,近づいてみるとちゃんと花がありました。写真は少々ピンボケですが。


 途中、野球場近くの土手、斜面にいっぱい生えている野蒜。写真が見えづらいですが2本抜いてみました。ツーンとした独特のにおいです。
 幼い頃雪の消えた土手にいっぱい生えていたのを摘んで帰ってひたしにしてもらって食べたのを思い出します。かごいっぱいでも茹でるとわずかになってしまいますが、春を感じられる好きな一品でした。それも根付のまま、抜いた記憶はあまりなくて細い葉っぱの粘液と土で指先を真っ黒にしながら手で摘んでいたように思います。
 何年か前に信州高遠城の桜を目当てにバスツアーしたとき、渋温泉のホテルで野蒜の天ぷらを食べたのを思い出しました。小鉢にわずかでしたがころもが少なく素揚げに近いものでした。球根を口にすると「春を食べた」という感じで、日本酒が美味しかったのも思い出しました。春山菜を食べに何処かに出かけたい。


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