四季の花々と風景

日々目についた花々や風景の雑感

2020.11.28 北・山辺の道を歩く

2020-11-29 | 日記

 高校の同窓会ハイキングクラブで「北・山辺の道コース①」約9キロを「てくてくマップ」を頼りに歩いてきました。
 この同窓会行事も春から中止されるなか、屋外のハイキングは大丈夫だろうと近鉄奈良駅行基菩薩像前に集合して、70歳代、80歳代以上のほぼ高齢者が中心でメンバーの娘夫婦が一組、特別参加でした。
 朝の内はまずまずの天気でしたが、予報通り最高気温は14度止まりとのどかなハイキングとはいきませんでした。それでも1年ぶり顔を合わせることができてよかった。ただ、級友の訃報には驚くばかりでした。


 多くの人が待ち合わせ場所にする行基像と噴水。


 世話役の先輩から配布されたマップ。今回は下見していないので地図で確かめながら歩こうとの呼掛けで出発。


 汚水マンホール。


 奈良公園鹿せんべいの売り場では鹿がせんべいをねだっていました。確か、この夏頃には鹿はせんべいに見向きもしなくなっているとテレビニュースなどで見たように思ったのですが。それはコロナで観光客が激減してせんべいを与えることがなくなり、草などを食べるようになったのが原因のように見聞きしたのですが、また元に戻ったようでした。


 興福寺五重塔、雲で暗いです。


 南円堂の屋根。


 春日大社一の鳥居。



 公園、大社境内の至るところに鹿が。



 新薬師寺の前は通りましたが門から一礼で参拝せず先に。


 通りで見つけたネリネ(ダイヤモンドリリー)というらしい。彼岸花にそっくり、ヒガンバナ科ネリネ属とのこと。


 白毫寺(びやくごうじ)寄りたかったのですが、道標だけを見て。



 車がよく通るので山野の道から外れているのでは、おかしいと引き返した途中で、金網にカラスウリが紅く熟していました。


 あぜ道の中に道標を見つけてやれやれ。コースに山辺の道らしい景色が戻って来ました。


 皇帝ダリヤが風に揺れていました。


 地滑り発生(?)のため通行止め表示も、前年の豪雨か?橋を一つ遠回りしました。


 大伴家持歌碑。


 八阪神社前で遠景を望むが雲多し。



 拝殿石段途中と下で遅くなった弁当を広げるが、黒い雲が覆い小さな時雨に少し寒さを感じる。世話役の紙パックの日本酒がほどよく冷やされていて空腹の胃にしみて美味しい。


 神社の木々の枝越しの風景、メタセコイアだろうか黄葉が抜き出ていました。


 鳥居前の由緒書看板にカタツムリが。


 弁当食べて出発です。休んでいる内に体が冷え、ほぐすのに時間がかかる。少し歩くとため池の土手に
「かるたかの たかまどやまをたかみかも  いてくるつきの  おそくてるらむ」大伴坂上郎女 詠  とありました。


 円照寺まで1.9Kmまできました。一時心配した雨も大丈夫なようで安心しましたが、依然空模様ははっきりせずでした。


 イワタバコ科の花ではないかと、道縁の家の庭に。


 柿をバックにコスモス。


 解説「奈良の大路は楽に歩けるけれど、この山道は通ってゆくのがたいへんでした」万葉集 詠人 中臣宅守。


 柚子でしょうか「一人ぼっちは寂しい」。


 竹藪への出入り口、金網の扉には通った後は閉めるようにと注意書きが、イノシシ除けでしょうか。


 崇道天皇陵墓。


 円照寺近くの竹藪坂道。柿の落ち葉紅く。


 ニシキギでしょうか? 相当大きな木でいっぱい実をつけていました。



 無縁仏でしょうか。苔むせた墓碑に「安政」の字も読み取れて。


 出発時には帯解寺までを予定していましたが、空模様の心配もあって途中で切り上げて円照寺門柱前まで出てきました。帯解寺まで歩く人なしで丁度来たバスで乗った途端、少し強めの雨に「ラッキー!」と朝出発した近鉄奈良駅に帰ってきました。
 何時もなら、有志でアルコールで消毒して帰るのが定番でしたがコロナ禍もあって残念でしたが、またの再会を約して解散することにしました。

 

 

 

 

 


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