黄砂でジョグを断念しパソコンモニターで「富嶽百景」

夕ジョグしようと思ったが、午前中から黄砂が飛来していて、何となく空に靄がかかっている風情。

日本列島を通り過ぎたはずの黄砂が、南風に乗ってまた吹き込んでいないとも限らないということで、今日のジョグは断念した。例年よりも猛毒度は少しは抑えられているかもしれないが、黄砂に含まれる大気汚染物質で呼吸器をナーバスにしたくないし。


昨日は昨日で南船橋の方に出向いていて、ららぽーと東京ベイ方面へと歩いて行くと、そのららぽーとがごく一部しか営業していないために人の波がほぼ無く、客だったりスタッフだったりが歩いているはずの空間がガラーンとしていたのがシュールだった。

近場にオープンしている書店があるので中に入ってみたが、せっかく開いているのにここもガラーンとしていて妙に落ち着かなかったり・・・。

閉店時間が18時と早かったので、ゆっくり本を物色することも出来なくて、そそくさと店をあとに。

もともと最近の本屋さんは、売れ筋中心主義の度合いが高まっており、マイナーでも読みたさ募る類の本と遭遇できないケースが増えている。そういう背景もあるので、そろそろ電子書籍を試してみるのもオツかな？・・・と感じてはいた。

というわけでこの際何か一冊通読してみようと、一度読んでいて流し読みも可能なものを探してみた。

でもってチョイスしたのは太宰治著「富嶽百景」。

てっきり本棚に入っているかと思ったら、どうも見当たらない。文庫本を放り込んであるダンボールに入っている可能性もあるけれど、探しだすのが面倒だから試しにパソコンの画面で読んでみた。

根を詰めて読むほどでもない・・・ということもあったにせよ、文章の流れに乗ってサラーッと読了。

ニヤリとする読後感。片っ端から読んでいるわけではないものの、この著者の本でやはり一番好きだ。

意外に使えそう・・・という印象なので、本屋での物色が億劫になってきてもいるし、お目当ての本をサクッと手に入れられないようなら、今後は電子書籍も考えたい。高価なものは、やはり「現物」で！・・・となるが。