日なたでよいしょ、木陰で一服

花が大好き、野の花も好き。
農家の主婦が、日々のあれこれを綴ります。

はるみの収穫

2011-12-01 20:29:56 | 農作業
はるみを栽培してちょうど10年になります。

その前は、ネーブルを栽培していました。

はるみの苗木を植える前、ネーブルを切り、ユンボで畑を耕してもらいました。

ユンボの運転をする人「ここに何を植えるん?」

つれあい「はるみや」

ユンボ「はるみでよかったなあ、○○美だったら畑が喧しくて近所から苦情が来るで」

つれあいとリン「ワッハッハッハ」

因みに○○美さんはユンボの運転手さんの奥さんの名前。(全国の○○美さんゴメンナサイ

こうして植えたはるみです。

12月になり収穫が始まりました。

暖かい地方の方から見れば「えっ!!もう収穫?」と、驚かれるかもしれません。

それには訳があります。

はるみは貯蔵中に腐ってしまうことが多いのです。

収穫し始めた頃、なにも分らないので半分以上腐ってしまったことがありました

水腐りという腐り方で、コンテナのはるみが全部腐ることがあります

色々考えたのですが、「寒さに会わせない」ことも大事なことではないかということです。

リンの住む紀北地方は、12月になると霜が降りるし、雪が降る時もあります。

よく熟して柔らかくなった果皮が、寒さで痛むことがあります。

寒さが来る前に収穫するようになってから、腐るのも少なくなりました

こういう理由で色づいたものから収穫していきます。


果皮もツルツルです


はるみの摘果でも書いたように、はるみは隔年結果性が強いのです。

今年あまり実を付けなっかた木はこんなです

ほとんど生っていません。

実もゴチゴチです。

こういうものはまだまだ収穫が出来ません。

はるみの出荷は2月から3月に懸けてですが、今年のはるみは美味しいのです。

糖度が13,5度から14度くらいあり酸とのバランスがよく美味しいはるみを皆さんにお届け出来そうです。







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