カカオとハブ茶

市内にある「内藤記念くすり博物館」の温室や薬草園に
咲いていた花などを紹介します。(20日）
今回は、ココアやお茶などに由来するものを。

カカオ・・花と実が木の幹に直接つく珍しい植物。
カカオの実を発酵させ焙煎したものがチョコレートや
ココアの原料になります。
種子から得た脂肪は、融点が体温に近いので座薬の基剤にも。

幹に生る大きな実と、白い小さなものは花の蕾


数多くなっています


幹にたくさんの花、実が付くのは一部だけ。


小さな花です。


エビスグサ・・種子を炒って煮だしたものをハブ茶と称し
、便秘や腹部膨満感に効果があるとされる。




ハブソウ・・元来ハブ茶はこの種子を焙じたものだが
ハブソウは収量が少ないので、より栽培しやすく収量の多い
エビスグサの種子を使うようになった。


カワラケツメイ・・日当りの良い原野、川原などに群落する。
豆茶、浜茶の名でお茶がわりに利用される民間薬。
常用すると健康維持に良いと弘法大師が教えたと
いわれることから弘法茶とも呼ばれている。




チンネベリーセンナ・・豆果がやや湾曲して耳の形に似ているから
アラビア語の耳(sana)に由来。
葉や果実などに含まれるセンノシドという成分が腸内で分解され、
胃のレントゲン検査後のバリウム排泄や便秘改善等の下剤として用いられる。


ダイコンソウ・・根出葉は羽状複葉で大根の葉に似ているのでこの名がある。
腎臓起因の浮腫、夜尿症などに効果があるとされている。




ご訪問ありがとうございます。

今回はカカオ以外は、偶然黄色い花が揃ってしまいました
ビタミンカラー、夏には嬉しい元気の色ですね。