サンザシとハチジョウキブシ(先月22日、くすり博物館にて)
サンザシ(バラ科)
中国中南部原産で、庭園に植栽される落葉低木。果実を乾燥したものが山査子で、健胃、消化、整腸薬とする。食物の消化を助ける効能があり、胃腸カタルに用いる、果実を砂糖漬けにするといった様々な方法がある。(薬草園の説明より)
サンザシの実
小さな真っ赤な実
サンザシはドライフルーツとして売られているので、食べたことが何度か。
5月中旬のオオサンザシの花、似ているのかな?(サンザシの花がなくて代理)
ハチジョウキブシ(キブシ科)
海岸近くの山地に生える落葉低木で、キブシの変種、春、葉の出る前に黄色の小花を穂状に付ける。果実はタンニン含量が多く、五倍子の代用、粉にして、お歯黒に用いた。(薬草園の説明より)
ハチジョウキブシの実
葡萄の房のように実が付いています。
4月上旬の花
お歯黒(おはぐろ)は明治時代以前の日本や中国南東部・東南アジアの風習で、主として既婚女性、まれに男性などの歯を黒く染める化粧法である。
日本では古代から存在したとされ、民間には明治時代末期まで見られた。漆のような艶のある真っ黒が美しいとされた。
「お歯黒」というのは日本の貴族の用語である。「おはぐろ」の読みに鉄漿の字を当てることもある。御所では五倍子水(ふしみず)という。民間では鉄漿付け(かねつけ)、つけがね、歯黒め(はぐろめ)などとも。~ウィキペディアから引用~
数十年前の映画では、時代劇では必ずお歯黒が見られましたが、最近の映画ではお歯黒は見られなくて、いずれ忘れられていくんでしょうね。