適当に色々と触って、性能を確認してみました。
1.Windowsエクスペリエンスインデックス
スコアは下表の通り。Atom機らしくプロセッサの値が極端に低いです。
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2.ストレージの早さ
CrystalDiskMark 3.0.1を使用した結果は下表の通り。SSDとしてReadはそれなりですが
Writeが極端に遅いという結果になりました。
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3.液晶の質
10.1型1280×800の液晶ですが、特筆すべきは圧倒的な視野角の広さ。「広視野角液晶」と
謳っているのは伊達ではなく、限界まで傾けてみても色変化はなし。発色も鮮やかで不満は
一切ありません。
4.タッチパネル
静電容量方式で、フリック入力はサポートしていますがマルチタッチは非対応。
googleマップを見たいと思ったときの操作性が若干残念。
5.動画再生(ネット)
WiMAXで接続してニコニコ動画、YouTubeともにリアルタイム再生は派手にコマ落ちします。
6.動画再生(MPEG4)
PlayStationVitaや第4世代iPodTouchで問題なく再生出来るうちの環境下での標準フォーマット、
1280×720 4000kbpsのMPEG4ファイルを再生してみましたが、映像再生の処理が間に合わず
音ずれが発生します。もっと解像度とビットレートの低い、軽い動画にしないと動画プレイヤーと
しては厳しいと言わざるを得ません。
但し、SDカード側に同じファイルを保存して再生してみると、映像は派手にコマ飛びするものの
音ずれは発生せず、我慢すれば見られないこともない、という感じでした。
7.電子書籍リーダーっぽい使い方
この端末には画面を90度回転させるボタンが付いており、4回押すと1周するように出来ています。
これで縦画面にしてページを表示させると大体A5判と同サイズくらいになります。液晶の質の
高さに加えて解像度が高い分、少しも字が小さくても十分読めます。実用としてはばっちり。
文字の大きささえ気にしなければ見開きページも行けます。
<総論>
「Windows7全盛のこの時代にAtom機はあまりに非力」と言わざるを得ません。前述の通り
電子書籍リーダーやWebブラウジングには最適ですが、動画再生のようなアミューズメント的
使い方はちょっと望めません。Windowsアプリケーションはもちろん動くので、どんなアプリを
使っていくか、というところが考えるポイントとなりそうです。