young流PC工房

PC自作マニアにしてガジェットマニアの私が趣味で手を出したり出さなかったりした色んなガジェットの話を中心にしています。

ハイレゾウォークマン、NW-A26HNとハイレゾ音源の使い勝手

2015-12-27 16:02:36 | デジタル・インターネット
私はポータブルオーディオプレイヤーとして長らくiPodを使ってきました。
しかしiPhoneとしての機能進化の一方でiPodとしての音楽機能は
「よりいい音で音楽を聴く」という観点では進化しませんでした。
それでもiPhone6を買ってまで使い続けてきたのですが、唯一iPhoneアプリで
しかリリースされていないアプリがついにサービス終了ということで
これ以上iPhoneを使い続ける理由がなくなってしまいました。そのため
前からずっと気になっていたハイレゾウォークマンにポータブルオーディオ
プレイヤーを移行することに決めました。

購入したのはハイレゾウォークマンの中でも入門機という位置付けの廉価機、
NW-A26HNです。これは内蔵メモリ32GBのモデルで、ノイズキャンセリング機能の
付いた耳栓タイプのイヤフォンが付属するタイプ。一つ嬉しいのは本体に
microSDのスロットがあって、容量の増設が可能なこと。これについては
秋葉原で128GBのmicroSDが安くなったということなので、今度行ったときに
買って増設しようと思います。

さて開封してセッティング。イヤフォンのイヤーチップも3種類の大きさから
選べるようになっているので一番合うサイズのものと取り替えてハード的には
準備完了。ソフト的にはWM-portケーブルをPCに接続して音楽ファイルの転送を
行いますが、手段としてはドラッグ&ドロップでOK。面白いのはiTunesで購入
した音楽データについてもドラッグ&ドロップでウォークマンにコピーすれば
聴けるということで、これでiPodから移行しても過去に購入した音楽データを
無駄にしなくて済みます。そして肝心のハイレゾ音源ですが、とりあえず今回は
ウォークマン公式のミュージックストアであるmoraで購入してみました。
ハイレゾ音源の曲は1曲あたり500円を超える価格設定となっており、一般的な
音楽データの2倍以上の価格です。但しアルバム単位での購入となると普通の
CDアルバム程度の価格で購入が出来るので、極力そうした方がいいのかな、とも
思いました。そしていざダウンロードしてみると、ファイルサイズは1曲で160MB
オーバー。このサイズは一般的な音楽データの10倍以上、CDに収録される1曲の
データサイズを考えても3倍以上。「CD音源よりも6.5倍ハイクオリティ」という
のも宜なるかなです。一方で「ファイルサイズ大きくすればそりゃ質も上がる」
という本音も同時に感じたのですが。

そして実際に聴いてみます。ハイレゾ音源は確かにいい音で、iTunesで購入した
音楽データよりもいい感じがしました。まあ相当にプラセボ効果が掛かっている
ことは否定しませんが。一つ面白いと思ったのは、ハイレゾウォークマンと
同梱のイヤフォンとの相性が非常によいと思ったこと。私は常用のイヤフォンと
してBOSEのQuietComfort20を持っているのですが、これをウォークマンに繋いで
聴いてみると同梱のイヤフォンに劣ると感じてしまうのです。もちろんQC20が
ハイレゾ対応ではないという点はあるのですが、それを差し引いても音が
物足りない感じがあります。同梱のイヤフォンは同梱品らしくイヤフォン端子に
WM-portカバーも付いているなど気の利いた作りになっていることもあり、
おとなしく同梱のイヤフォンを使っていこうと思います。

結論として、総じて満足度は高め。凝り出すときりが無いのですが、3万円程度で
ハイレゾ環境が楽しめると思えば十分お買い得ではないでしょうか。