#21 「それぞれの決意」 The Leaving Song
One Tree Hill イントロダクション Super Drama TV
朝6時にネイサンがルーカスをランニングに誘いに来る。ネイサンとルーカスにわだかまりは全く消えていて、まるでいい友達同士のよう。この二人がお互いをずっと支え合えればいいと思う。試合を勝つためにはルーカスが必要とのこと。確かにね。この二人のコンビが全開すると絶対勝てる気がするわ。
ルーカスは、「あの頃俺とカレンの間に何があったか聞いてみろ」と言ったダンの言葉が気にかかっていた。カレンに聞くと、「あの頃、しばらくして、ダンはルーカスの子育てに加わりたい。親権を共同で持ちたいと言ってきた。でもダンを信用していなかったから、断った。ダンは裁判に持ち込もうとしたけれど、弁護士がデブを妊娠させていることもあり勝ち目もないと止めたらしい」と、ルーカスに話す。その話を聞いて動揺したルーカスは、ペイトンに話を聞いて欲しくて、学校で声をかけるけれど、ニキのことでルーカスを怒っているペイトンは冷たい返事。
ホワイティコーチが目の手術をすることになり、初戦だけは代理のコーチが来るという話になる。ところが、早速この話を聞きつけたダンが、ホワイティコーチに初戦のコーチを自分にするようにと言いにくる・・・・お前にはかき回されたくない、と、ホワイティコーチは言っていた。当然だわ、ダンがコーチになったりしたら大変、と思っていたら、ダンは、体育委員会に手をまわして、強引に初戦のコーチを自分にしてしまった・・やっぱり、ダンだわ、よくこんなことできるわね。自己中で超独断的なダン。チームがどうなるのか心配になってしまう。
ルーカスは、ダンのことで、キースに相談に行く。キースは、ダンがカレンにルーカスの親権を共同で持ちたいと言ったことを知らなかった。今まで、父親に捨てられたと思いこんで傷ついていたルーカスには、少なくとも父に捨てられたのではないことになり、父親に対する気持ちが少し変わってくるものね。これはショッキングな話。
この話を聞いたキースは、カレンに「ダンが共同親権を持ちたがっていたことを何故話してくれなかったのか?」と聞く。カレンは、ダンを信用していなかった。その話をキースに話すと、ルーカスを可愛がってくれていたキースがダンの味方になることが怖かった・・というような話をしていた・・・
ネイサンの部屋でレポートをやろうと、彼のPCを開いたヘイリーは、PCのお気に入りに、アダルトサイトが一杯入っているのを見つけて、すごくショックを受けてしまう。ヘイリーはアダルトサイトのお姉さんをライバルのように感じてしまったみたい。彼女はペイトンに相談に行く。ペイトンにその話を話すと、ペイトンは「(私なら)悩まないな。私はあんたみたいにネイサンを愛してなかったから。サイバー女に対抗する必要ないって。だって彼の心はあんたのものでしょ」って言っていた。そうそうそう、>ヘイリー 私もそう思うよ。気にはなるだろうけれど、それだけのことと思っていた方がいいと思う。
ブルックとペイトンは仲直り。ジェニーのベビーシッターをしながら、一緒にショッピングモールに行く。二人が、一瞬、おしゃべりに気を取られているすきに、ニキがジェニーを抱きあげて連れていってしまう。ペイトンはびっくりして大慌てで追いかけるけれど、ニキを見失ってしまう。ジェイクに連絡をとり、警察に探してもらっていると、ニキがひょっこり帰ってくる。ニキが自分は母親だと言うと、警察は親権はどっちに?と言うし・・・、親権とかいう話になると、子供を捨てて出て行ったとしても母親は母親。これは法律的に親権を争わなくてはどうにもならないのね。ニキはしゃあしゃあと、(子供は)母親といる方がいい、親権は勝ち取ってみせるなんて言う。今までどんなに苦労してジェニーを育ててきたかと考えると、ジェイクが本当に可哀そう。万が一、二キが親権を取ってジェニーを育てることになっても、またいつか、自分の都合で彼女はジェニーを置き去りにする気がしてならないわ・・。ニキは信用できない気がする。たぶんジェイクもそう感じているのだと思う。
弁護士から連絡がきて、裁判になったら母親が勝つだろう、ジェイクが裁判で勝つためにはものすごいお金がかかる。そして、ジェイクは親にこれ以上の負担はかけられない。このまま、ここにいたら、ジェニーを失ってしまうだろう・・と思い詰めたジェイクは、この街を出てジョージアの従兄弟の所にいくとペイトンに話す。・・・これは、大変なことになったわね・・
ペイトンは、もし、本気で町を出るつもりがあるならば、明朝、ペイトンパパがフロリダに行く便がある。その船はジョージア州に立ち寄るから、その気があるなら、港に来てと、ジェイクに言う。
翌朝、ジェニーを抱いたジェイクは、ペイトンに見送られて、この街を後にする。
カレンズカフェに来たダン。カレンは、「ルーカスを動揺させて何の得があるの。どうして、親権を持ちたかったなんて言ったのよ。あなた、あの子を堕せと言ったわね。それなのに、なぜ今になって親権を持ちたいなんて言い出して、それで父親づらする気? 」そして、ルーカスに近づかないでとダンに言うと・・
ダンは、あいにくだな、俺はコーチだ、と言う。要するに、コーチの立場から、ルーカスを好きなようにできる(いじめることも?)って意味?ダンならそのくらいのことやりかねないわね・・。カレンは怒り心頭。ダンは「子供を甘やかせては駄目だ、自分で戦わせないと」と言っていた・・・ネイサンにやったと同じように、ルーカスにも干渉し始めるつもりかしら・・。
ルーカスとネイサンは、本当に仲良しになっちゃった。それを複雑な顔で見ているダン・・・。ホワイティコーチ曰く「あれを見たら普通の父親は感激する。だがお前にとっては悪夢だろうな」・・・なんて言っていた・・・ダンの複雑そうな顔。たぶん、この人は、息子二人が仲良くしていることを喜んでいないのでないかしら。たぶん、そこに自分の居場所がないことが許せないのかもしれない・・二人にまた干渉し始めるのではないかと心配になるわ・・。
コーチのダンはチームのメンバーを自分のやり方で容赦なくしごき始めた。ルーカスはまだ体が戻っていないのに大変だよ。めちゃくちゃしごかれていた。ネイサンも同じ。ダンは何がやりたいのだろう・・。二人の息子をまた自分の思い通りにできる人形みたいにしたいのだろうか。
カレンは「あなたを(こんなふうに)失うことを望んでいない。あなたに嫌われることも。」とキースに話しに行く。キースは、「俺は君とルーカスのそばにいた。もちろん喜んでしたことだけれど。こう思わずにはいられない。それで、俺には何が残ったんだろうってね。」と、カレンに話す。う~ん、そうだよね・・・。(キース自身が望んでやったことだったけれど)カレンのそばにいることで、キースはルーカスの父親役としての信頼を得ただけ。カレンはキースに、ルーカスの父親役を押し付けただけのような気もする。
そこに、ルーカスが入ってきて、「母さんは正しいことをしたよ。もし(ダンの)親権を認めていたら、おじさんと俺はこんなに仲良くなれなかった。もしそうだったら最悪だった。それでやっとわかった。なんで母さんが嘘をついたのか。必要だったんだね。自分を見つめるためには。」そして、ルーカスは、「俺も自分を見つめたい。やり直すためにも。母さんはダンを拒否した。おじさんは町を出て行く。俺も町を出る。あいつからもこの場所からも。俺がしでかした間違いからも離れたい。俺、おじさんと一緒に行くよ。トゥリーヒルを出て行く。」と言う・・・
なんだか、難しい状況になってきました・・ルーカス、どうなるのかな・・ジェイクも心配・・