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「政治部デスクの斜め書き」

2009-03-29 | マスコミ

【政治部デスクの斜め書き】いまごろサザンのラストライブを見てしまって… (1/3ページ)2009.3.29 18:27   (MSN産経)

 昨年、デビュー30周年を区切りに、活動を停止したサザンオールスターズ。もう半年以上も前だが、その「ラストライブ」をケーブルテレビでようやく見た。

 アルバムを買い続けたときはとうの昔。新曲はカラオケで仕入れるだけになって久しいだけに、前半は、前奏とともに歌詞が浮かぶが、後半になると「?」。あのころ、横浜スタジアムのアリーナで飛び跳ねていた疲労感だけがフラッシュバックしてきた。「また帰ってくるよ」と何度も叫ぶ桑田の顔が、画面いっぱいになった。

 あまりにも早くピークを迎えた桑田。だが、サザンとしての活動を、レコードの売り上げやコンサート回数、楽曲の水準で「ゴール」とせず、30年という時間の流れを待ってから、エンディングを迎えた。

 麻生太郎首相が3月24日に「政権発足半年」を迎えた。

 「半年を振り返ってみてどうか」と23日夜、記者団に聞かれた首相は、こんな答えをしている。少し長いが引用する。

 「やっぱり、この半年は金融危機が、これだけ実体経済、実物経済に大きな影響を与えるという意識は正直、当初ありませんでしたし。欧州がこれほど、このサブプライム問題にかかわっているという感じもしませんでしたので、思っていた以上に、実物経済、実体経済に与える影響が大きかった」(1)

 「従って、この景気対策に全力を挙げて、他の国とも話をしないと、日本だけよくなることはできませんので、そういった意味では景気対策、経済対策に全力を挙げた半年でしたかね」(2)

 「まだ、現実問題として雇用の問題とか、資金繰りは付いたけど、受注の問題とか、仕事の問題と言うんですけど、仕事の絶対量が減っていますから、仕事の問題とか、まだまだ中小企業を経営しておられる方にとっては、まだ心配の種が尽きていないところだと思いますので、引き続きこういったものを、きちんとやっていかないかんなと思っています」(3)

 就任直前に始まった世界不況。首相の半年は、その対策でいっぱいだった

 首相は、番記者に、3つのことを言った。

 最初は「予想外だった」ということ。「思っていた以上に」金融危機の影響は広がり続けた。

 私たちは問いを立てることができる

 「日本政府のトップでありながら、これほどの悪化を予想できなかった首相の責任が問われるべきだ」か、それとも、「これほどの経済悪化は誰も予想しえなかった。首相のせいにするのは酷だ」なのか。

 首相は2番目のパラグラフに進む。

 「この景気対策に全力を挙げて、他の国とも話をしないと」。首相の経済対策の実績に簡単に触れたものだが、縷々(るる)説明しても仕方がないとみて、ここは端折(はしょ)ったようだ。

 ここでも選択肢が立つ。

 「首相のこれまでの経済対策は十分なものだったのか」

 「他国に、日本にとって有益な経済政策をとらせるべく、圧力をしっかりかけたのか」

 それとも、「首相の経済対策は不十分で、国際的にも主導権を発揮できていなかった」のか。

 最後のパラグラフ

 「雇用、資金繰り、受注、中小企業経営」と、今後必要と首相が考える施策がちりばめられたラストセンテンス。こうしたテーマが、平成21年度予算の第1次補正予算となって、姿をみせてくるのだろうから、未来について、私たちは選択する。

 今、首相がやろうとしている追加対策は「十分なのか」「不十分なのか」「やりすぎなのか」。

 政権半年の首相の言葉を読み返して、私は、自分で掲げた多くの質問に、十分な答えを持っていない自分に気が付いた。

 サザンの30年を締めくくるライブ映像だったが、途中からは「この曲のころは、サザンはもうダメになっていたな」などと評論口調になっていた。サザンが好きだったから、毎日、何時間もサザンを聞いていたから、車の中ではいつもサザンだったから、好きな曲と嫌いな曲の区別がはっきりしている。

 麻生首相は不幸な音楽家身から出たさびとはいうものの、あまりにも急激に支持率を下げてしまったがゆえに、首相の演奏する曲をすべて、まとめて否定することに抵抗感がなくなってしまった。もう全部聞かない、という心理になりがちだ。

 「どうせ麻生はもうだめだ」。そんな言葉で、首相をこのまま放置していいのか。ふとそんな気持ちになった。

 世界第2位の経済大国が難破寸前の時に、かじ取りを任された人の半年間を、もう一度、しっかり検証してみなければならないのではないか、と思うようになった。  (金子聡)  (MSN産経)

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身から出たさびとはいうものの」って・・、「さび」と勝手に言っているのは、あなた方マスコミ、または「あなた」。 政治とも政策とも関係のない取るに足らないこと-漢字がどうのバーがどうのと、つまらぬことを拡大鏡にかけて、本来見るべき政策を国民からシャットアウトしてきたのは、産経政治記者を含む”マスコミ報道”ではなかったのか

第一のパラブラフがどうのと、今になって分析してみるも、「私は、自分で掲げた多くの質問に、十分な答えを持っていない自分に気が付いた。 と、今頃、恥ずかしげもなく書ける政治記者には驚く。 おまけに、この殊勝な分析では、その当時、首相の政策を取り囲んでいた民主党の審議拒否など尋常とはいえない国会の状況にも触れず、マスコミ自身の”的外れ報道”に対する反省のかけらもない。

   

政権半年の首相の言葉を読み返して、私は、自分で掲げた多くの質問に、十分な答えを持っていない自分に気が付いた。」・・  

そして、記者として遅ればせながら「もう一度、しっかり検証して」と書いた傍らで、”遅れ”つながりとでも言いたいのか、記者の趣味を持ち出す「高飛車」。 「麻生首相は不幸な音楽家だって 政治部デスクがサザンをいつ見ようが知ったことではない。”趣味”つながりで、一国の首相と政策を評するなと言いたい。

 

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