海岸にて

海が好き。時事ニュース・海外ドラマ 、日々徒然

尖閣ビデオ流出とマスコミ

2010-11-16 | マスコミ

このブログを始めたのは三年前夏の参院選直後でした。自民党がどうの民主党がどうのというよりも、私の最初の疑問は、参院選の「マスコミ報道」に対する大きな違和感と疑念でした。

当時、安倍内閣は社会保険庁(労組である自治労は民主党支持団体)の年金記録杜撰問題や、閣僚の事務所費や失言などでマスコミから集中砲火にあい、その結果、参院選で惨敗しましたが、現民主内閣と比べれてみれば、あの叩かれ方はまさに異常でした。

マスコミ・メディアは情報伝達者・組織として、(ネットが普及したとはいえ)今も政治や社会と国民(個人)の間で、巨大な力を持っています。マスコミ報道の偏向や劣化は、持っている力が巨大なだけに、“民意”に簡単に影響を与えてしまいます。

 

 

マスコミは、一年前の衆院選時、一目瞭然だった民主党の詐欺的マニフェストをそれほど問題視しませんでした。政権交代後も、鳩山首相に鳩山ママから流れていた月1500万円規模のこずかい(巨額脱税)や小沢氏の不動産問題などの巨大なカネ問題、鳩山氏が招いた普天間迷走による日米安保の危機と、そして続く菅内閣の外交・領土問題・政治運営すべてにわたる行き当たりばったりの無策無能ぶり、仙谷氏の国会や法さえも軽視した姑息で傲慢な振る舞い。これらに対するマスコミのなんと大甘なこと

 

マスコミは、積極的に消極的に、この無様な政党と政権を後押ししてきました。 マスコミはいかに上手くバイアスのかかった報道をするかということに一生懸命で、本来の役目であるはずの正確な報道をすること、問題の本質に切り込むことはしません。忘れています。結果的にマスコミのこのような歪んだ姿勢は、現在の日本の政治の混迷混乱に大きく加担しています。また、このことはマスコミ自身の存在意義を、放棄してしまうことにさえつながりかねません。

 

先日の”尖閣ビデオネット流出”は、マスコミを経由せずに”着色されたマスコミ報道”よりももっと正確な情報を、直接的に国民に届けてしまいました。これは、(問題自体の正誤はともかくとして)、商業的にも思想的にも着色され劣化した既存マスコミ報道の存在意味を揺るがしてしまうほどの、画期的な意味を持っていたかもしれません。

  

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
seagull さん、こんにちは! (M.M.)
2010-11-17 21:32:35
seagull さん、こんにちは!
3年とは早いものですね。私もここで勉強させてもらっています。自民党政権から民主党政権に代わったことは、それはそれで意味があったことと思っています。こども手当・高速道路料金がどうの、生活がどうのといったことより、何よりも日本国家の安全・防衛を第一義的に考えなければ何にもならない、ということが尖閣問題などで分かったのではないでしょうか。
これからもブログ更新よろしくお願いします。[E:happy01]
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こんにちは。しばらくです。 (seagull)
2010-11-18 06:49:25
こんにちは。しばらくです。
海[E:wave]の近くに戻られたのですね。
はや3年か・という思いですが、民主政権のひどさは想像以上で驚いてしまいます。ブログも辞めるにやめられずで、
大したことも書けないのですが、記録というか日記のようになんとなく続けています。
政権交代がなかったら、日本の危機的状況もこの政党のひどさも、まだここまで表に現れず、結局まだ気がつかなかったかもしれず、
その意味でこれも必然だったのかなあと私も思います。こちらこそ、よろしくお願いします。
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