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詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

良縁

2018-12-04 00:19:10 | 千駄記


過去の方が長きと知れば訝しむ「良縁」という言葉そのもの

おみくじを何十年ぶりかでひいてみた。

「大開運御籤」と書いてある包みの中に
小判が入っていて

大開運、厄除、幸運、健康、良縁、必勝、金運

のいずれかが彫られている小判が当たる仕組みだ。
大開運が一番良いらしいので、ぼくの直感として
それはない。
金運か健康、もしくは必勝が出るだろう
いや、出て欲しいとと思いながら
箱の中をかき回して一枚を掴んだ。


良縁

であった。そんな小判があること自体
引いてみるまで知りもしなかった。
こんな年の終わりに
こんな状況に置かれているぼくに

良縁

とは。

仕事上でのいいお客さんとの出会いは
望むべくもないが、しかし、それにしても
皮肉なもんだなと苦笑いすら浮かばず
真顔となった。