
ア ス フ ァ ル ト の 余 熱 を 背 中 に 感 じ つ つ わ が 囚 わ れ し 流 星 の こ こ ろ
流星群に惹かれた時代がある。
夏のペルセウス座流星群と冬のふたご座流星群。
極大が土日にかからなくとも暗い山に出かけた。
掲げたのは第一歌集『解体心書』に載せたうた。
夏の流星群を見に行ったときのもの。
予想どおり沢山見られたのは夏の一回だけだが
どんなに星が降るのだろうと思いつつクルマを
走らせるのは楽しい。
道中でこれは絶対に星が見られない天気だと
気づいたとしても山を目指す。
それほど元気だったのか。
そんなに暇だったのか。
どうしても星を見せたい人がいたのか。
流れ星を見たよと伝えたい人がいたのか。
よく憶えてないや。