詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

十月会例会

2018-12-12 22:24:16 | 詩歌探究社「蓮」情報



今夜は「十月会」の例会でした。

久保田登、山本登志枝両氏による
「十月会レポート」148号の合評会で
出席者は30名前後でした。
ぼくのうたは

腐(くた)しつつありし工場は梅雨明けとともにみるみる蘇りたり

など3首を取り上げていただきました。

もっとドカンと爆発的な一首をモノにしたいものです。
クルマで行ったので例会後の飲み会には参加できず
とっとと帰ってきてしまいましたが、いつかは
先輩方とゆっくり
短歌の話をしたいものです。



白鳥は哀しからずや

2018-12-12 11:41:47 | 千駄記



叫びたる記憶をもたぬわが前をセグロカモメは叫びつつゆく

カモメというとお気楽な雰囲気がします。
ふわふわと海風に乗って漂っている感じがしますもんね。

白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ

100年以上前の若山牧水のうたですが、これぞカモメのイメージ。
画像はセグロカモメの若者か。最も多く見られるカモメです。

ぼくはいつも思うんですが自然界の人間以外の
生き物は常に食べるものを探しています。
それこそ生きるのに必死です。
昔、スクーバダイビングに熱中していたころ
ウミガメやマンタが悠々と泳いでいる
なんて思いましたが彼らも獲物を探していたんですね。
単なる移動ってこともあったのでしょうけれども。

ぼくらが海沿いで見かけるカモメは概ね西洋生まれで
冬になると日本にやってきます。
そう思うと余計に愛おしいですね。