ギーコギーコと音のする方を見るとコブハクチョウがこちらへ向って飛んできて着水した。
人様のお宅に泊まる覚悟して冬の大三角形を見る
仕事で鹿島灘近くの温泉施設にでかけた。
どうせ海に行くのだからと昨日からトラックを駆る。
現場までは二時間半ほどの行程だから
早めに向かってトラックで寝ればいいと
目論んだのである。
これくらい特徴的だとキンクロハジロだとわかる。
日曜日の早朝から常陸国に入る。
去年の今頃、よく遊んだ涸沼。
鳥を待つ人たちと顔馴染みになった場所での
再会を思い描いていたのだが工事中で封鎖されていた。
仕方なく公園の駐車場にトラックを停め、
撮影機材を担いで土手に上る。
これはたぶんハジロカイツブリ。
暖かな春の陽射しに思うことは諸々ある。
かつては無心になったものだが。
オオワシは遥か上空を飛んでいた。
暖かな春の陽射しに思うことは諸々ある。
かつては夢中になったものだが。
午後になってトラックに戻り、
スマホをチェックすると着信とメールが一通。
共に歌人のお姉さまからだった。
メールをくれたお姉さんはたまたま
現在地から一時間ほどのところにお住まいで、
メールをやり取りしているうちに
時間もあることだし、お宅へ伺うこととなった。
積もる話は切りもなくすっかりお世話になっちまった。
今朝は現場仕事を早く済ませて
一刻も早く工場に戻りたかったのに現場に担当者不在。
電話をすると小一時間ほど待ってくれという。
呆れつつ、その場を離れ鹿島灘を見に行った。
月曜日の朝だけに人影はなく
風が強く冷たく鳥影もなかった。