詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

十月会レポート150号記念号

2019-09-27 18:20:22 | 短歌情報



十月会レポート150号が届きました。
十月会は1954年10月に超結社の短歌研究会として
結成され、十月会レポートは1963年から発行されています。

今号の構成は
「150号刊行にあたって」  丹波真人
蒔田さくら子さんインタビュー 事務局
(結成当時からのメンバー)
作品10首:テーマ「愛」
300字エッセイ:自由、または「詩」

などなど記念号に相応しい内容です。

私は「哀悼(愛十)のうた」10首と
エッセイ「詩とはなにか」を執筆しました。

歌うなら「骨まで愛して」と決めている十月会にいそうな紳士
「愛燦燦」わたしの最初の結婚の新郎新婦入場の曲です
君となら「愛は傷つきやすく」だなヒデとロザンナ気取ってみてさ


「哀悼(愛十)のうた」より 

佐藤よしみ発行「帆・HAN24号」

2019-09-27 12:23:23 | 短歌情報


佐藤よしみ発行の「帆・HAN24号」が届いた。

100ミリX182ミリの洒落た装幀である。

短歌「島へ」30首
エッセイ「琉歌(うた)の見える場所」(13)が
掲載されている。

佐藤よしみの沖縄への想いは並々ならぬものがある。
裏表紙の小文には宮古島を訪れた旨が書かれている。

宮古島と言えばサシバの渡りの中継地であり
特別天然記念物カンムリワシが生息する島である。
宮古島は今、大きなホテルやマンションの建設が続き
自衛隊の駐屯地も作られているという。
私も一度は訪れたいと思うまま果たせないでいる。


車座の酒宴にわれは誘われずなにか訳ある旅と思うか
せいしゅんを充足せずに来たりしかなおもはろけき海原を恋う
なり切れる何かがあれば風を受け飛び立てそうな秋のくさはら


 佐藤よしみ「島へ」より。