詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

試煉の紋章

2019-01-14 20:14:50 | 鳥紀行


今日もいい日和でした。
今日もわが試煉の紋章である
クマタカを観察してきました。
はるか遠くを舞う。カラスが時折
攻撃を仕掛けましたが、その
倍はあるかとも見ゆる雄姿です。



雲はほとんどなく太陽が照っていましたが
ぼくがいたのはずーっと日陰。
風があまり吹かなかったのが観察には
幸いでしたが、そんな日は鷹は飛ぶことが少ないです。
気流に乗って羽ばたかずに飛ぶためです。
余計なエネルギーを使いたくないのは
誰でも同じなんですね。
5~6時間はいたでしょうか。

ぼくはほんとにバカなんじゃないでしょうか。



明日から嫌なことが続きそうですが
忍び難きを忍びつつ頑張って生きましょう。
そのうち良いこともあるでしょう・・か。





オシドリ・ペンギン・クマタカ

2019-01-13 20:45:38 | 鳥紀行


今日はよく晴れた一日でした。
なんとなく向かった先は昨年十月以来のダム湖です。
オシドリでもまた撮れればいいかなぁ。
なんにも撮れなくてもいいかなぁと最近は脱力気味です。
十時前に到着して、まずはオシドリを探すといました。
ファインダーを覗いていると飛びました。



こうして画像を見てみると
やっぱりペンギンって鳥なんだなぁと
思いました。オシドリの体形に似ている。
ペンギンはコレ↓

昨年の大晦日に池袋を飛んでいたアフリカペンギンです。

移動して待つこと数時間。



クマタカが遥か彼方に現れました。
他のカメラマンが数人いましたが
みなさんおしゃべりに夢中だったり
クルマの中で休んでいましたので
「出ましたよー」と教えてあげました。



風があまりなかったのでクマタカも飛びませんでした。
クマタカを追っかけついでに月を撮る。



帰りにもう一度オシドリを撮って帰りました。



ボケ―っとしてても一日は短いですね。
スカッとしませんなぁ。



ぎょぎょぎょ。

2019-01-12 19:07:59 | 鳥紀行


今日は一日曇っていました。
東京は初雪だったとか。
あのみぞれみたいなもんが
雪だったのか。

工場に行きますと出勤6名。
昼前に抜けて霞ケ浦方面へ
出掛けました。

曇天の電柱を見上げながら
走ってますと、鳥発見。
クルマを下りるとじぇーったいに
飛んでしまうので
フロントガラス越しに写したのが
上の写真です。
チョウゲンボウの雄です。
メスはよく見るんですが
オスは珍しいですね。それに色が
とてもきれいです。

その後、クルマを止めてぷらぷら
歩ってますと後方に気配。



切り株の上にいたのはホオジロでした。

そのままぷらぷら歩きますと、湖水に泡。



ん?と思って水面をよく見ますと



さかなクンではありませんが
ぎょぎょぎょ。
さいぎょまでぎょらん頂き
ありがとうぎょざいました。



オリオン通り

2019-01-11 18:12:14 | 千駄記



待ち合わせ場所を考えている時間はないオリオン通りの喫茶店でと


モノの味にはうるさくない
ブレンドを注文する雰囲気じゃないときは
モカを頼む ついでに
モカ珈琲はかくまで苦し なんて言ったりして

珈琲を淹れるおじいさんをなんとなく見る
そのままついつい真剣に見る

熟練者には無駄がない
うたもそう
上手なうたには無駄がない

------

冷え込みますね。
明日から世間は三連休です。
しっかし、働かない世の中になりました。
働き方改革って今年は騒がれていますし。
いろいろとやりにくい
世の中になりました。
そうそう、昔ながらの喫茶店は
減りましたね。
古くからの学生街なんかには
まだ生き残っているのかもしれませんが
ぷらっと立ち寄れる
そういう店が懐かしいな。








「晴詠」2号をチラ見せ。

2019-01-11 12:05:25 | 詩歌探究社「蓮」情報


「晴詠」2号は12月初旬に300冊ほど発送し
戻ってきたのが6冊程度。私の住所確認不足です。
全24頁総天然色です。
4コマタンカというバカな試みも
少しはウケたようです。その一つが今回掲げたものです。
この「巻」のストーリーは一昨年のモノです。
今となっては懐かしい。
「結社への手紙」という小文を掲載しましたが
こちらへの反響も少しはありました。
「田島邦彦百首鑑賞」も
田島さんと長いお付き合いだった歌人から
「よく書けている。いつか一冊にまとめるように」
とのお言葉を頂戴しました。
「晴詠」3号を編集中です。
3号は総天然色全32頁となります。
で、価格提示もやめまして「非売品」とします。
私にはとてもじゃないけど購読者の管理はできません。
読んでくださる方にお渡しするスタイルで
これからも続けたいと思います。







馬力

2019-01-10 18:20:53 | 千駄記



正月休みが明けても
なかなか馬力が上がりません。
馬力って言い方も古いですが
いまでもぼくの業界では
モータの0.75Kwを1馬力って
言ったりします。
馬力=馬1頭の力って感覚でいましたが
調べればそう簡単なものでも
ないようです。仕事だって
無理やり馬力を上げると
思わぬところで間違えたりします。
工場で使うステンレスの板は
一枚15.000円くらいしますから
それを間違えて切ったり
曲げたりしますと大損失です。
怪我にもつながりますしね。
馬力もほどほどに
慎重にやることが一番です。

昨日でしたか
雨が降らない日が続き不安だと
書きましたが、週末には少し降るとか。
たまには雨でも眺めていたいものです。



昔話が尽きない夜

2019-01-09 20:43:12 | 千駄記


いい天気が続きますね。
これだけ雨が降らないと
少々不安になります。

悩みの尽きない暮らしです。が
死ぬまで付きまとうとは
悩みというものだけなのですよ
と昔、加川良が歌ってました。

それとこないだ気づいたんですが
あと三か月もしないうちに
桜が咲くんですね。
びっくりしませんか。

ああもうすぐ桜が咲くんだ。
さくらにはいろいろと思い出すことが
ありますが、あの東日本大震災のあと
工場の近所の老桜の並木が満開に
なったときはなんだか感動したなぁ。

計画停電やら、ガソリン不足やら
その他諸々でどうなっちゃうんだろうって
思ってましたもん。
あと、あのCM。金子みすゞの詩ね。
あれ嫌だったなぁ。

こだまでしょうか いいえ誰でも

ってもう、勘弁してくれって思いました。

昔話が尽きない夜です。



与謝野寛『相聞』を眺める。

2019-01-08 18:14:54 | 詩歌探究館Web


与謝野寛の『相聞』(あいぎこえ)です。
先日、森鷗外記念館に出かけて以来、
なんとなく読み返しています。
というのも、この歌集の序文を
森林太郎(鷗外)が書いているからです。



今、鷗外記念館では鷗外の『うた日記』に
関する展示をやっています。
日露戦争に従軍した折の作品が収載されて
いるのですが、そのヒントが『相聞』の
序にあるのでは?と思ったのです。
一部引用します。

明治三十七八年役の時を思ふ。大抵戦役といふも
のは数十日準備して一日交戦するものであるから、
彼役のやうに猛烈な交戦が十日も続くやうなこと
があっても、其前後には必ず数十日の準備と整頓
とがいる。さういふ間に将卒の心は何物を要求す
るか。一面には或る大きい威力を上に仰いてそれに
たよりたく思ふ。人は神を要求する。他の一面には
胸の中に鬱積する感情をどうにかして洩らしたく
思ふ。人は詩を要求する

神を 詩を 要求する
とはさすが頭の良い人は違います。
ぼく程度ですとたぶん「求める」とするでしょう。
要求する と 求める
では じぇんじぇん違います。
与謝野鉄幹のスケールの大きな歌は好きです。
『相聞』から一首紹介します。

亜鉛(とたん)をば大鋏もて切るごとくかの恋を切るこの恋を切る
与謝野寛(鉄幹)




富士山は不二山

2019-01-07 21:38:46 | 千駄記


仕事始めの一日が終わりました。
仕事というものは疲れるものですね。
遊びに飛んで歩っても平気なのに。
意識している以上に気を遣ってるのかしら
とも思います。

昔、誰かがぼくに向かって

気は遣うもんじゃなくて利かすもんだ

なんて台詞を吐きましたけれども
気を利かす場合もあれば
気を遣うこともある。
これ至極当然のことだと思います。

画像は先日、西伊豆で見た富士山です。
朝から強風が吹いていましたが
まとわりついた雲は富士に絡みついたまんま。
せめて富士山の首のあたりまで雲が下がって
くれれば絵になるんでしょうが。

富士山の「不二」という表記が好きです。






旅をしたこと

2019-01-06 14:46:21 | 詩歌探究館Web


モノを観てモノを感じてモノを聞くいつか伝わるコトを信じて

今日は学生時代以来の長い休みの最終日。
毎日クルマで走り回っていたので
一日家に籠っています。
1/4、5の旅の画像を纏めたり、その
原稿を書いたりしていました。
旅先での出来事を400字十枚ほどに纏めました。
「晴詠」3号も出ないうちに、4号用にと
書いていましたが、せっかくなので3号の
ページを増やして入れてしまおうかなどと
考えています。
時間が経つとそれだけで、その出来事は
色褪せてしまいますもんね。
ぼくだけの問題ではありますが
そういうことです。



画像はなまこ壁というものです。
そんな古い町並みを歩ってますとその時代に
ぼくが生きているかのような気がします。



旅の帰りに堂ヶ島の天窓洞に寄って
鉄幹晶子の歌碑を見ました。
五年ぶりくらいに訪れたのですが
歌碑の位置が変わったような気がします。
鉄幹はこの旅の途中で体調を崩して
東京へ戻ってから間もなく亡くなったことを
五年前に知りました。
遊覧船乗り場の辺りもずいぶんと変わっていました。
海が荒れていたので遊覧船は欠航でした。

以前、変な貝のお土産その他を強引に買わされた
お婆さんは相変わらず元気に店を構えていました。
案の定、ぼくに身を寄せて来たので
「前に来た時に散々買ったよー」というと
「また買ってくれればいいじゃない」と
甘えてきました。
ニコっとしてお別れしました。

変わるものと変わらないもの
が、あります。

ぼくはずーっと変わってないような気がします。





カモメ

2019-01-05 18:02:55 | 鳥紀行


昨日今日と鳥撮りを諦めて西伊豆は
松崎町へでかけた。
伊豆半島の地図なら左の真ん中から下の方。
つげ義春が松崎町を舞台に「長八の宿」って
漫画を描いたのが、ちょうど50年前で
当時は随分さびれた温泉場であったのは
想像に難くない。
スナップ用のカメラをぶら下げて
町内を一通り廻った後、少し時間があったので
松崎港で望遠の機材を出した。



カモメで撮影トレーニング。
機材を出して間もなく「星ですか?」と声をかけられた。
じぶんぎ座流星の明けた晩だもの
望遠鏡みたいなレンズを見て
そう思われるのは仕方ない。

鳥撮りは続けるつもりだが今年からは
星撮りにも打ち込んでみたい。
12月のしし座流星群の撮影が面白かったから。

それに「わいでっか?鳥撮ってまんねん」と応えるより

「いや、流れ星をね。今夜オリオン座流星が極大になるんですよ。
それをひたすら待ってみようと思って・・。バカな趣味ですね」
なんて呟くように言ったらカッコいいかなと思いまして。

仕事が一番、短歌・晴詠が二番、鳥・星が三番で
生きたいと思います。








池のコハクチョウ

2019-01-03 18:47:42 | 千駄記


晴天が続く東京近辺です。
父を連れて父の生家へ行ってきました。
父との待ち合わせ場所はわが工場です。
関越を北上して間もなく、一時間少々の道程です。
本家の跡を継いでいるのは伯父です。
耳が遠いもの同志の会話を通訳しつつ
里芋を煮たものやきんぴらなどを
頂いて時間を過ごしました。

今夜はじぶんぎ座流星がピークだそうです。
関東近辺は天気が良いので楽しい観察が
できそうです。
しかし、私は明け方から静岡へ
出かけなければならず残念。
眠っておかないとまずいですもんね。

長い休みも終わってしまいますね。
大いに働く一年にします!
また大いに遊ぶ一年にも出来たらな。
何より健康第一です。





またオオヒシクイ

2019-01-02 21:25:49 | 鳥紀行


初詣の帰り、少しだけ・・と思って
オオヒシクイの飛来地に寄った。
何といっても天気が良かったし、
ぶっちゃけ帰っても仕方ないので。
風が強かったけれども土手の上に
機材をセッティングして眠っている
オオヒシクイの群れを観察する。

天然記念物だもんなぁとぼくは
また有難がって飛ぶのを待つ。



その間、チョウゲンボウが空を飛び
ハイイロチュウヒのメスが田んぼすれすれを過ぎった。

二時間ほど待っただろうか。
13:00撤収を13:30までと延長を決めた直後
群れに動きがあった。
一羽が動けば群れはそれに従う。
ぐるぐると上空を旋回し、夢中でシャッターを切る。
数分後にはまたもとの田んぼに降りて行った。



逆光気味なのでなかなか良い画像になりません。
が、ぼくは満足して帰ってきました。


初詣

2019-01-02 19:47:58 | 千駄記
平成であります。あれからわれの昭和より長き平成三十一年

平成最後のお正月。恒例の成田詣でに行きました。
毎年二日の早朝に出発して成田山新勝寺の本堂に参ります。
もう何年続けていることでしょうか。


毎年行くのに駐車場は決めておらず
今年は初めて
成田駅方面から参道へと入るルートを選択しました。
三橋鷹女の銅像を見たのも初めてでした。

鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし 鷹女

は好きな句です。



参道を下ってゆくと右手に新勝寺が見えてきます。
オーラがあります。心が清新になるような気がします。



二日の午前7時頃は混んでいません。お参りをして
本堂へ上がります。
お坊さんのお話を聞いて
御不動様の「憤怒の相」という言葉が印象に残りました。
怒りの顔ではなく必死に人を救おうとしているときの
表情だというわけです。なるほどなぁ。

本堂を出たのは一時間半後。味噌おでんを食べて境内を出ます。
うなぎやさんに寄り、駐車場への道すがら
猿回しに足を止めます。



とにかく天気が素晴らしすぎる初詣でした。
ありがたや。





一月一日

2019-01-01 21:04:24 | 千駄記


樹に止まるフクロウ目(もく)の平面なる顔に如何なる理由のありや


また一年が始まります。
今年の平穏無事を願わずにはいられません。
また東京の元日と言いますと
毎年、啄木のこのうたが思われます。

何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風なし。

普遍的な名歌ですね。

今日は前から気になっていた
オオヒシクイを観察に行きました。
天然記念物です。運良くと言っていいのでしょうか
到着して間もなく群れが飛び立ちました。



午後になっていつもの葦原へ行くと
カメラマンですら葦原の中に入ることはないのに
鉄砲を持ったおじさんたちが葦原の中に
5~6人いたでしょうか?
当然カメラマンは一人もいません。
ダメだこりゃと通り過ぎて別の葦原に行きます。

遥か彼方にコミミズクを発見しました。
フクロウの仲間です。
不苦労ってくらいですから写りは悪くとも
縁起は良い。苦労はしてもいいから
幸せな年にしたいと思いますわ。