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詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

をしどりのここゆわたるは妹が使か

2019-07-02 11:55:54 | 千駄記


梅雨らしいと言えばそうなんですが
そんな天気です。
7月にしてはそう暑くもなく。

この冬はよく見かけた
オシドリもすっかり見なくなりました。
こんな姿かたちをして季節によって
住処を移動するんですね。

午後から北関東方面へでかけます。

仕事の予定はそこそこ詰まってますが
決定図面が来ないので仕事が進みませんわ。
気ばかりが焦るとはこんなことを言うのでしょう。

オシドリは「鴛鴦」と書きます。
読めても書けませんわ。
「えんおう」とも読みます。
「鴛」がオス、「鴦」はメスを指すそうです。

『野鳥の名前』という本によると
語源は「雌雄相愛(を)し」が定説だそうです。
令和になって話題の『万葉集』にも

妹に恋ひ寝ねぬ朝明にをしどりのここゆわたるは妹が使か

と詠まれているそうです。
原文ではオシドリは「男為鳥」だそうです。

勉強になりますが憶えられませんわ。

私などせいぜい
「怨む鳥」だなんて私にお似合いの鳥です。が関の山。






七月

2019-07-01 17:20:17 | 千駄記


今日から7月。今年も後半に突入す。

昨日は天気予報を信じて一日自宅で
くすぶっていました。
本を読んでは眠くなり、録画した番組を観たり
撮りためた写真の現像をしては横になる。
どっかに行けばよかった。

録画番組と言えばNHKの「移住50年目の乗船名簿」
の3部作を観たんですがなかなかに壮絶な番組でした。
50年前の「あるぜんちな丸」で移住先へ向かう
家族やら夫婦やら個人やらを十年毎に取材した
番組で、成功者あり、失敗した人あり、
自殺した方や心中に失敗して妻だけを殺めてしまった方やら。
大半は開拓者としてジャングルを切り開いて
農業に勤しむのです。作物が実ったと思ったら
植物の病気が蔓延したり、水害で全滅したり。
ここで説明しても伝わらないでしょうが人生とは?
と私ですら考えてしまう番組でした。

わが工場も暇でも忙しくてもぶつくさぶつくさいう
人間ばかりでまったく困ったものです。

できる限りのことをやりましょう。