ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

95歳日野原さんの挑戦

2007-04-22 15:24:17 | 独り言
東京築地の聖路加国際病院の理事長である「日野原重明」さんの事を書きたい。
朝日新聞土曜日のBe欄に、「95歳・私の証 あるがまま行く」と言ふエッセイが掲載されている。
一生涯現役を貫く方らしく医学に対する情熱が、何時も感じられる内容のある読み物で感心させらせる。

先日、朝日新聞の「窓 編集委員室から」の記事で「日野原さんの夢」と題する記事を見つけた。
なかなかの内容なのであえて紹介してみる。

「4年制のメディカルスクールをつくろうと思う」と語る。
米国にあるメディカルスクールは、米国の医師を養成する専門職大学院の事だ。日本では医学部にあたるが、一般の大学を卒業した人が進学する。

日野原さんの構想にある、メディカルスクールとはーーー
▽ 四年制の大学を卒業し、社会人の経験を積んだ人も対象とする。入試では学力試験もするが、面接で徹底的に人柄やコミュニケーション能力をみる。
▽ 教育は例えば、腹痛にどう対応するのかといった問題解決型の授業や、臨床実習など実践的な内容にする。内科、外科から眼科、皮膚科まで、患者の大半のニーズに応えられる臨床医を育てる。

こうすれば本当に医者になりたい人が入学でき、偏差値の秀才はご遠慮願える。また、ある専門は極めたが他の事はよく知らない、といった医者も少なくなる。と言ふのだ。
そして病院の隣に既に土地も確保した。仲間の医師達の協力も期待できる。東京都も後押ししてくれる。日野原さんはやる気満々だそうだ。
この方式で医師免許が受けられるのか。政府が医学部の総定員を絞っている現在、新設を認めるのか問題は残る。

しかし、高齢化が進むなか、何でも診られる身近な医者が居る事は実にありがたい。
95歳の現在もこんな構想を持たれる、日野原さんの挑戦を是非実現させてあげたい。

今日の クスリ
先日のTVのニュースショウで、静かなブームとして「10円ぷちまんじゅう」を紹介していた。都内には5業者があり店舗を拡大中だそうだ。小生夫婦も地元のぷち庵のフアンである。

    
「小さいだけじゃない」あんも確りはいり美味しい。

             

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阪神Tの見事な逆転劇

2007-04-21 17:42:45 | 野球
プロ野球界はこのところすっかり米国のMLBに話題をさらわれてしまった格好だ。
日本のプロ野球のフアンとしてはいささか寂しい気持の毎日だ。
今朝から始まったボストンRS対ニューヨークYの試合は、永いMLBの歴史の中でも有名な因縁のライバル同士の対戦だった。
特に今年からは松坂、岡島の日本人選手がボストンに入団、そして既にニューヨークでは活躍の松井選手に加えて井川選手が入団して、その対決が話題を呼んでいる。
結果はボストンが7対6で第一戦に勝利した。岡島投手の9回裏のセーブも見事だった。
明後日は話題の松坂投手が登板予定である。松井選手との初対決が見れるかも、これも楽しみな事である。

そして日本では昨夜はセ・リーグの伝統の一戦である、読売(巨人)G対阪神Tの試合があった。
1対1のままで延長に入ったが、TTVの中継は当然ながら中途で終了してしまった。
しかし昨夜は幸いにもNHKのBS1での中継があり、試合終了まで放映が続いた。
カミさんと一緒にTVを観ていた小生だが、12回表に読売Gが決定的な3点を入れた場面で勝負あったと思った。
12回裏にクローザーの豊田投手が出て来た時に、一足先に風呂に入ってしまった。
ところがであるカミさんが連発する悲鳴と怒声ともに、まさかの阪神Tの逆転劇が進行していた。
あまり名前さえ知らなかった狩野選手が殊勲のサヨナラ打を打ったのだった。
こんな劇的なサヨナラの場面までが見れるのはNHKの放送だからだろう。
民間放送局は後続番組の関係もあり、中継が終了してしまい肝心の場面が見れない事も多い。

こんな事がプロ野球のTV視聴率の低下につながっている一因でもあるのだろう。
日本プロ野球界も面白い事を知らしめて欲しいと思う。
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ワールド・トレード・センター

2007-04-20 16:26:59 | TV DVD
9・11のテロ行為としは空前の出来事である「ワールド・トレード・センター」のあの忌まわしい事故。2つのビルの事故現場に救助活動に入った人達の、実話を元にした映画をDVDで見た。

実際に現場で殉職した方は、消防関係が340名余、警察関係では84名おられたそうだ。
地元の港湾警察署からビル内に避難の誘導に入り、そしてビル崩壊に遭ってしまった5人のチーム。
そのチームはビル崩壊と同時に、リーダーの主任の指示でエレベーターシャフトに逃げ込んだ。
崩落したビルの下敷きになる5人、最初の内はお互いに安否を確認しながら脱出を図ろうとするが難しい状況だった。
主任の持つ無線機も役に立たず、そして順次3人は力尽きていく。その声を聞きながら絶望感を味わう残された2人。
2人の脳裏には残された家族との思い出や、今朝早く出勤した時の風景が次々と浮かんでくる。
そして夜が来る。ビルの崩壊現場でも捜索活動は難渋を極める。そして危険だとして捜索活動が打切られる。
その間も残された家族の元には捜索活動中に行方不明の報が伝えられる。
崩壊現場では捜索隊が引揚げて無人になるが、海兵隊員が神の暗示を受けたとして単独で捜索に入る。そして現場にはもう一人が捜索を続けていた。
捜索の2人が諦めかけていた時にかすかにパイプを叩く物音がして、偶然にも遭難箇所が判明する。慌しく捜索活動が開始され、家族の元には2人が無事救出されたとの報がある。
いつ崩落するか判らない現場での救出活動は困難を極めるが、無事搬出されて病院で家族と感動の対面。
エピローグの字幕で、崩落したビルの下から救出された人はわずか20名だったと知る。
その内の18番目と19番目がこの映画の主人公達だった。

それにしても余りにも多かった9・11テロ事件の犠牲者達、私達は偶然に事故の有様をTV中継で見ていたが、あのおぞましい光景はショッキングだった。
映画は実写を挿入しての構成だが、救出された方の証言を元に製作されている様だ。

いまだに世界各地で繰返されるテロ行為の絶滅を願って止まない。
映画の出来は B クラスだと思う。
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マー君と祐ちゃん

2007-04-19 15:13:41 | インポート
昨年の甲子園を湧かせた2人の好投手が、それぞれ存在感を示している。

まずは一歩先にプロ野球に進路を求めた、楽天Eの「田中将大」投手。
初登板こそ力んだか散々の出来だったが、幸運が付き纏っているのかその後の登板にも恵まれていた。
そして昨日、強敵ソフトBKHを相手に堂々の完投勝利であった。
圧巻は初回ノーアウト満塁から、主軸打者を三者三振に打ち取ったのだ。
これまで腕の振りが小さかったのをかっての少年チーム時代の指導者から指摘され修正した。
辛口の野村監督も「マー君は強い星の下に生まれている感じがする。変化球も思い切り投げていた。ケチの付け様がないよ」とベタ褒めだった。
高校生からの入団で初年度に完投勝ちの投手は、あの松坂大輔投手以来の快挙だと言ふ。
甲子園では祐ちゃんに後れをとった彼が、堂々とプロの世界で一歩を踏み出した事を祝福したい。
花冷えの仙台の球場では寒さを吹っ飛ばす様な、チームとマー君の勝利に多くのフアンも大喜びだった。

もうひとりは神宮球場で六大学史上初めての開幕投手をつとめた早稲田大学の「斉藤祐樹」君だ。
何かと肩身の狭いアマ野球界で、六大学野球がこんなに注目されたのは最近では珍しい。
ラジオやTVで放送もされる等の注目度大きかった。
甲子園で見せたあの柔軟で華奢な体躯から投げ出される投球が、実に頼りなげに見えるのは変わらない。
しかし相手は弱小校の東京大学とは言いながら、終始見事な勝利だったと思う。
チームの監督も彼の初登板を開幕試合にしたのは凄い決断だったのではないかと考える。
マー君同様に彼が持つ強運を信じていたからかもしれない。
4年間を大学野球に賭けた祐ちゃんも、プロ野球には絶大な魅力をを感じている筈だ。
マー君ともども成長して行ってくれる事を期待している。
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銃社会の哀しさ

2007-04-18 17:50:22 | ニュース 
米国のバージニア工科大学の銃乱射事件はショッキングな出来事だ。
32名が射殺され、容疑者も自殺した事件である。
従前から米国の銃社会のあり方には大きな疑問の声があった。
建国当時に新天地を求めた多くの移民が、自ら自分の命(財産)を守る為に銃で武装した事が根本にあると思われる。
何年か前にも留学した日本人高校生が間違って他人の家に入ったとして、住人に射殺された事件があった。
統計によると銃で命を落とす例が、米国では10万人に4人もいるらしい。他の国では考えられない数値だ。
容疑者はアジア系の留学生らしいが、排斥運動などが起きなければと懸念してしまう。

米国での銃の保有数は2億2千丁に及ぶといわれている。ほぼ国民1人あたり1丁宛持っている計算だ。
国内世論としても、銃の保有規制の声が確実に上がっているいる様だが尻すぼみだ。
政治家もこの議論には後向きだ。背後に銃兵器業界の後ろ盾を持つライフル協会の存在が巨大な影響があるらしい。
巨大な資金力と集票力が政界を支配している構図になっている。
今回の様な事件があると必ずに、だから銃で自己保全を図らないければならないと強弁する。
事件の起きた大学では銃の保持を禁止してきた。これが今回の事態の引金になったとする論調さえあるらしい。

いずれにしても建国以来の「やられる前にやれ」の精神が、社会を荒廃させ家庭内のトラブル解決にも銃が持ち出される様な索漠とした国に仕立て上げている。
世界をリードする米国が、銃を持たなければ生きてはいけない社会とすると、余りにも哀しい事ではないかと考えた。
旅行で訪れるのさえ怖い国に思えて仕方がない。

今夜の「クスリ」
シベリアで発見された、マンモス象の骨がオークションに掛けられて4200万円で落札された。
 
    ヤフアーから流用
              
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「長嶋茂雄」氏のゴルフトーナメント

2007-04-17 17:19:55 | スポーツ一般
先日はプロゴルフ男子ツアーの振興を願う記事を書いてみました。
今年の飛躍を願い 「男じゃないか」 をスローガンに、先週から楽しみなトーナメントが進発したのです。
そして今週は「つるやオープン」が開催される。かっての優勝者「田中秀道」選手の活躍が期待される。

そして本日、7月に北海道で開催されるトーナメントが「長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップ」として開催される事がスポンサーから発表された。
ゲーム機メーカーのスポンサーが、永らくプロ野球に尽された長嶋茂雄氏に大会の名誉会長を委嘱した様だ。
長嶋氏はトーナメントの運営にも携わる予定との事。
「自分にとって大好きなスポーツのひとつゴルフのお手伝いが出来るのが嬉しい」とコメントされている。
低迷している男子ツアーの人気回復の起爆剤のひとつとして、幅広い世代に人気を持つ長嶋さんに大いに期待したい。

そして「還暦ジャンボ、まだまだ健在」と題して、朝日新聞夕刊がベテランの「尾崎将司」選手を紹介していた。
前人未到の94勝を挙げ、獲得賞金も26億を超すスーパースターも、最近は持病の腰痛で低迷していた。
私生活でもバブル時代の遺産である不動産関係で多額の借財を負い、民事再生手続きを申し立てるなど、満身創痍の状態だった。
昨年末に持病の腰痛の手術に踏み切り新たに今季を迎えた。
先週のトーナメントでは2日目には5位タイと健闘したが最終成績は20位だった。
さすがに疲れた様子だったが、足を引きずる事もなく今後を期待させるに充分だったと言ふ。
トーナメントでは同年代の「団塊の世代」だけでなく、幅広い層からも支持されている尾崎選手の今季の活躍を切望している。


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私も一年生

2007-04-16 18:12:57 | 独り言
今年は一念発起して「千葉県生涯大学校」に申し込をしておりました。
この学校は31年前に全国でも珍しい老人大学校として発足して、現在の生涯大学校に引き継がれてきました。
これまでに41万人が学び、そして県内では5学園6校舎があります。
今年は1700名の申込みがあり、1200名程が入学を許されたのです。
かなり好評の学校で60歳以上の方の入学に限られますが、近年入学希望者が減少している様子でした。今年の入学者の平均年齢は66歳との事で、高齢化してきている様です。
福祉科、生活科、園芸科、陶芸科の四科があり、一年目は一般課程でほぼ同じ教程を受けて、二年目が専門課程になる長丁場の勉強をする事になります。

幸いに小生は「福祉科」に合格して、去る9日に入学式を終えておりました。
先日小学校に入学した「孫」と一緒に一年生になりました。
そして今日はオリエンテーションの日。
午前中は校歌斉唱の後に14クラブあるクラブ活動の誘いと、自冶会の説明でした。
他の学生との交流に重きをおくのも当大学の特徴なのかもしれません。
午後には53名のクラスで、学級委員や自冶会役員の互選が難問でした。
何しろ初顔合わせの生徒達ですが、何処にでもいる仕切り役を自ら買って出る人物が居り、皆が悩まされた格好になりました。
小生も何か役割との事で、5学園の自冶会連絡協議会の幹事を仰せつかる事に。

来週から週1日ないし2日の学習が始まります。(一年目は原則月曜日が通学日)
今日渡されたカリキュラムはかなり中身の濃いものである。
「高齢者に社会環境の変化に順応出来る能力を再開発の為の学習の機会を提供し、高齢者自らが社会的活動に参加し、生きがいの高揚に資する事を目的」にしている。その大学の主旨に沿った多彩な勉強が期待できそうです。

あまり肩に力を入れずに自然体で勉強していきたい。クラブ活動も何か挑戦する事も是非考えて見たい。それには健康面でも充分留意していかなければと思いました。

本来はカミさんも一緒にと誘ったのですが、今さら勉強でもないと断られて終いました。残念。

  
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「男じゃないか」

2007-04-15 18:24:39 | スポーツ一般
いよいよ今週からプロゴルフの男子ツアーが始まった。楽しみがまたひとつ増えた。
今年の男子ツアーのスローガンは 「男じゃないか」 だ。
このところ女子ツアーにも押されっぱなしの男子ツアー、今年は飛躍の年にして欲しい。

女子ツアーは36試合が予定されるなかで、男子ツアーは25試合と昨年から5試合も減ってしまった。
多くのスポンサーが男子ツアーから離れ始めたのは、日本ゴルフツアー機構が独立した頃からだった。
経済界の不況の関係もあったが、「AON」の様な圧倒的な力を持つスター選手がかげりを見せた頃からだ。あの時分の名選手達も順次シニァツアーに移行している。
その後は丸山茂樹等の若手の選手を輩出してきたが、残念ながらスター選手が出ていない。

そして今日のトーナメントの結果は、「上田諭尉」選手が初優勝している。
昨日は20メートル近い強風の中で、多くの選手がスコアーを大幅に乱しているなかでの堅実なプレーでの勝利だ。
還暦を迎える「尾崎将司」が永年の腰痛を克服して、20位に食い込んだ。
不振だった「佐藤信人」(小生の好きな選手の一人だ)が復調しているらしい。「田中秀道」も米国から戻った。
若手選手の成長と合わせて、ベテラン選手達の活躍も期待したい。
シニァーツアーの賞金王「中嶋常幸」は、昨年は若手を押し退けて太平洋マスターズで優勝している。
10代の選手から60代の選手達が一緒にプレー出来るスポーツはゴルフしかない。それが面白いと思う。

選手会長「深堀圭一郎」が発起して、皆に愛される男子ツアーを提唱している。
男子プロゴルファーの皆さんは、更にトーナメントを盛り上げて欲しいものだ。ファンも大いに期待している。プレー中の喫煙も控えて欲しいものだ。
それこそ  「男じゃないか」

そして日本の有力企業は、日本男子プロゴルフ界発展の為に積極的にスポンサーに名乗りを上げる様要望したい。

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生保よお前もか

2007-04-14 14:33:28 | ニュース 
小生は当ブログで銀行や損保企業の、顧客軽視から起きている問題を指摘したきた。

しかし生保では意図的に保険金支払いを忌避してきた、○治○田生命の業務停止となった問題。
○一生命のプログラミングミスによる、一部不支払いの発生等の他はありえないのではと考えていた。

しかし金融庁による一斉の不支払いの存在の再調査の指示に対し、報告期限の昨日に各社が結果を報告したのだ。
結果は驚くべき内容だ。「不支払いは何と38社で約25万件、284億円の巨額に上っている」
25万件の内「通院」「3大疾病特約」の給付金の不支払いがめだつ。
さらに契約の失効後に支払うべき解約返戻金の不支払い等もが指摘されている。
一件あたりでの不支払いでは、がん、脳卒中、心筋梗塞などの場合、入院給付金の他に一時金が支払いがされる筈の「3大疾病特約」の支払いがされていないのが大きい。金額的にもこの不支払いが多いと言ふ。(一時金300万円の不支払いが多く、2000万円の不支払いの例もあったらしい)
また入院、手術給付金を支払いする際に、病名が「がん」と判明したが本人には告知をしていない等の理由で、加算される支払を保留する制度がある。しかしその後の状況での追加支払いがされていないケースも見付かっているらしい。

件数的には最も多くなるのは、医療保険にセットされている「通院特約」だ。各社ともこの特約の不支払いがないのかの調査がかなり残っているらしい。
日本、第一、住友、明治安田の大手4社でもこの特約は64万件もあり、この調査次第では更に不支払いが増加する心配が大である。この特約では該当者が請求していないケースが大半で確認には多大の時間が掛かりそうだ。

前にも指摘したが、契約者の軽視、複雑すぎる特約の内容、保険会社の対応の甘さなど諸々の原因があるが、契約者が保険内容を良く理解できないでいる事も一因と思う。

今回の金融庁の調査指示に対して、サンプル調査でお茶を濁そうとした社もあったそうだが、最大手日本生命に対する金融庁の対応がかなり厳しかった事から、大手の日本、第一、住友各社でも4000人体制で精査を続けている。

生保業界としてもウミを出し切り、早急に国民の信頼を回復する道を選んで欲しい。


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映画「あかね空」

2007-04-13 17:05:55 | 独り言
封切り前からどうしても見たかった映画を観てきました。

山本一力氏の直木賞受賞作品の映画化で、映画化されたと聞いた時からの期待作品です。
江戸は深川の下町での人情味溢れる庶民生活を描写した作品でした。
5歳のひとり息子を永代橋ではぐれて見失ってしまった豆腐屋の相州屋のおかみさん(岩下志麻はさすが好演)。
20年経った頃京都から出てきて、江戸は深川で京風の豆腐を造り売ろうとする主人公にその息子の面影を見る。
主人公の永吉は長屋の一角で京風の豆腐を販売するが、硬い豆腐に慣れた近所の住人には受け入れられない。しかし近所に住むおふみが陰ながら心配して、街の豆腐の担ぎ売り屋に相談する。
担ぎ売りは豆腐の巧さを褒めると同時に、寺社や料理屋で京風の豆腐は喜ばれるだろうとアドバイスする。
地元の老舗の相州屋に許しを得て、永代寺に喜捨する事から始めて、やがて毎日の納入を許される事に。
そして晴れて永吉とおふみは近所の皆さんに祝福されて夫婦になる。

さらに20年が経過して3人の子供にも恵まれて、相州屋の主人亡き後の店屋を借り受けた主人公夫婦に新たな問題が。
母親が一方的に甘い育て方をした、長男栄太郎が商売敵の平田屋の罠にはまって店を乗っ取られ掛ける。
そして永吉の死を境に兄弟達の反目や、平田屋の陰謀が襲い掛かる。
しかしすんでの時に賭場の親分傳蔵(相州屋の夫婦からはぐれた子供の成長後の人物)に救われる事に。

主演は内野聖陽と中谷美紀だが、賭場の親分の配役は誰かなと思ったら何と内野聖陽の2役であった。
内野聖陽はこの親分役の方が颯爽としていて、むしろはまり役に見えて仕方がなかった。
中谷美紀が最後まで出て好演している。むしろ後半の中年役の方がはまり役に見えたのは失礼かな?
原作から大分内容は逸脱した場面も多かったが、楽しめた映画になっていると思う。
脇役陣も確りとしていて原作者の山本一力氏が説く、家族力(家族の絆が何ごとにも優る)と庶民の助け合う姿の美しさが良く出ていたと思います。
出来は Bの上 クラス。

パンフレットからの写真を借用

        
         
        

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