ジャガイモの毒
食物の内、野菜や果物の毒について、考察に入っています。
野菜は、葉菜・根菜・果菜に分けることが出来ます。
今日は、根菜について考えてみます。
根菜と言えば、大根やニンジンも入りますが、やはり芋類ですね。
じゃが芋・里芋・長芋・筍芋・・・これらはすべて毒が有ります。
じゃが芋は、ミミズが食べようとして、皮をつつきますが、
皮のすぐ裏に毒があるため、場所を変えてあちこちつつきます。
しかし、どこも毒が有ることを悟り、諦めます。
じゃが芋は、畑の土の中にある間は、芋そのものを害虫に食べられないように、
皮のすぐ裏に万遍無く毒がありますが、芽を出すころになると、
芽が出てくる表面の窪みのところに、集まってきます。
じゃが芋が芽を出すのは、子孫を残すために絶対に必要な事で、
その芽を害虫に食べられないために、その芽に毒を集めるわけです。
ですから、私たちがじゃが芋を調理する時は、未だ新芽の周りに、
毒が移動しておらず、皮の裏前面に分布しているので、皮を剥きますね。
もし、新芽が出てきた後食べる時は、新芽の周りを少し大きめに穿って、
調理するでしょう。
その他の芋にも、殆ど毒が有ることの証明は、ミミズなど地中の害虫が、
一口も食べずに諦めていることです。
人間でも、これらの芋は生で皮膚に触れると発疹したり痒くなります。
これは、スーパーの野菜売り場で、買って来たものでは判りません。
畑で色々作ってみて、調べて予測して、答えを導き出しているのです。