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食物の効毒2

2015年11月10日 | うんちく小ネタ



ジャガイモの毒


食物の内、野菜や果物の毒について、考察に入っています。

野菜は、葉菜・根菜・果菜に分けることが出来ます。

今日は、根菜について考えてみます。


根菜と言えば、大根やニンジンも入りますが、やはり芋類ですね。

じゃが芋・里芋・長芋・筍芋・・・これらはすべて毒が有ります。

じゃが芋は、ミミズが食べようとして、皮をつつきますが、

皮のすぐ裏に毒があるため、場所を変えてあちこちつつきます。

しかし、どこも毒が有ることを悟り、諦めます。



じゃが芋は、畑の土の中にある間は、芋そのものを害虫に食べられないように、

皮のすぐ裏に万遍無く毒がありますが、芽を出すころになると、

芽が出てくる表面の窪みのところに、集まってきます。

じゃが芋が芽を出すのは、子孫を残すために絶対に必要な事で、

その芽を害虫に食べられないために、その芽に毒を集めるわけです。


ですから、私たちがじゃが芋を調理する時は、未だ新芽の周りに、

毒が移動しておらず、皮の裏前面に分布しているので、皮を剥きますね。

もし、新芽が出てきた後食べる時は、新芽の周りを少し大きめに穿って、

調理するでしょう。




その他の芋にも、殆ど毒が有ることの証明は、ミミズなど地中の害虫が、

一口も食べずに諦めていることです。

人間でも、これらの芋は生で皮膚に触れると発疹したり痒くなります。



これは、スーパーの野菜売り場で、買って来たものでは判りません。

畑で色々作ってみて、調べて予測して、答えを導き出しているのです