お米にだって毒が!
スズメは米を、ツバメは虫を食う
スズメはお米を食べて、ツバメは虫を食べているのはなぜか・・・
こんな話が有るのを、ご存知ですか?
お釈迦さまが、危篤状態になり、そのことを万物に知らせました。
スズメは慌てふためいて、着の身着のまま駆けつけ、
余り慌てて、お釈迦様の額に躓いてしまった。
弟子がスズメの粗相をなじり、ばつをあたえようとしたが、
お釈迦様は、「それほどまでに急いで駆けつけてくれたのだから、
とがめてはいけない」と弟子たちを諌めました。
ツバメは落ち着いて、化粧を直し正装して、駆けつけました。
その時は、お釈迦様は既にお亡くなりになっていました。
ご臨終に間に合わなかったツバメに、弟子たちは起こりました。
弟子たちは、スズメの心を高く評価し、お米を食べることを許しました。
一方、ツバメには罰として、お米を食べることを禁じ、
虫だけを食べさせる事にしました。
スズメは、お米を食べることを許されましたが、稲刈り前の田圃に、
沢山実っている米を殆ど口にせず、稲刈りの後の、
落ち穂を拾って食べる程度なんですね。
スズメは、お米に毒があることを知っていて、その量を加減しているのです。
人間取り分けお米を主食とする日本人は、経済の発展とともに、
飽食に明け暮れています。
食物は、生命を維持していくために欠かせませんが、
同時に毒も体内に取り込んでいることを、知らねばなりません。