こんばんはー!!
今さっき、旦那とAmazon prime(旦那のdocomoのキャンペーンで無料なの!)で「ピザ」っていうインド映画観ました。
スラムの男の子2人が、ピザを始めて見て、食べてみたい、、、と、頑張る、、、平たくいうとたったそれだけの話なんだけど、
インドのスラムがどんな生活なのかとか、社会問題とか、彼らの考え方の根底とか、いまだに残る差別や経済格差、そして少年たちの好奇心、家族愛、、、
なんかそういうモノが感じ取れる、なんとも味わいのある映画でした。
インドってモノを考えるときに、この映画で見た感じってのは、フィクションもあるのかもしれないし、もちろん全てでもないけど、
でも知らなかったら、同じ物事を想像するにも、全く違う見方になっちゃうだろうなってのは、すごく思った。
スラムの子どもは、たとえお金を持っていったとしても、おいそれとはピザ屋さんに入ることもできない。
そんなこと、想像もつかない。
お金がないから買えない、それは分かる。
でもそういう問題じゃないってことは、想像つかなかった。
あ、つい「ピザ」の話で進めてますけど、
今日書こうと思ったのは、ピザじゃなくて、いろんな音楽とかの話ね。
最近、いろいろ勉強というか探究というか、深掘りというか、
そういうことをやってると、
今までに読んだことがあった本も、全く違う風に見えてきたり、急に必要だと思う部分が浮かび上がって見えたり、なんだかちんぷんかんぷんだったところに急に共感できたり…
よーく、一般的に「音楽の勉強、いろいろやったらいいよ」とは言うけど、
例えば、楽語を調べるとか、和声の分析とか、作曲家について伝記を読むとか、
そういうのはまあ、よくあるし、気づくと思うんだけど、
反面、そういうことって調べたからって、演奏にどう関係あるの?そういうの調べたからって、上手くなるの?
というようなリアクションも感じなくはない。
特に学生とかは、そんなの調べても即何が変わるんですか?みたいな感じになりやすくて、確かに、作曲家の生涯とか調べて、どう演奏が変わりますか?と言われても、なんとも答えに困る部分ではあるけど、
それでも、私は歌の曲なら「歌詞」は少なくとも知っておきたい。
別にトランペットだから、歌詞は言えませんけどね。
時代背景とか、国とか、そういうのも。
でももっと進んで、もっと深く探っていっても、
それがすぐに「上手く」なりますか?って言われると、分からない。
でも逆に、知り始めると、知らなかったことの恐ろしさっていうか、空虚さっていうか、なんかそういうのも感じてくるし、ますますもっと知りたい、となっていく。
結局、何か知識があると、急に上手くなるとかはないんだけど、今までとは違うフィルターがかかるっていうのかな、
同じ情報を見ても、解釈が違ってくるっていうのかな。
楽譜から得た情報をいかに生きた情報にするか、っていう解凍作業をするときに、そのたくさんの情報がその解凍したモノを、少しでも生き生きと素晴らしいモノにするためのよすがになる、、、
そういう感覚。
例えば、、、そうだなぁ、、、
海ね。
海を見たことなくて、写真も見たこと無かったら、海の色ってどのくらいの種類、想像できるだろう?
すっごく深いブルーもあれば、茶色みたいな場所もあるし、緑もあるし、透明もある、、、
同じ場所でも季節で違ったり、天気でも違うし、、、
日本海と太平洋では海の感じが全然違うし、、、
そういうのを、もっともっと深く調べたり追求した人と、
海はこれだよね!くらいしか知らない人がいるとして、
どっちに情報量が多いかっていったら、深堀りした方だと思うし、どっちに熱量があるかっていったら、それも深掘りした人は、あれも言いたいこれも言いたいとなりそうだよね。
で、結局「海を一言で言うと」ってなったときには、ぱっと見、大差ないかもしれないけど、そこに込められてる思いは絶対違うはずで、それは分かる人には分かるモノであると思うわけ。
どっちにしろ一言で言うってところが、
我々からすると、どっちにしろ同じ譜面だから、出す音は同じ、、、ってことになるわけだけど、
出す音の名前や順番は同じなんだけど、その裏に込められてる思いが、何かしらの違いになる、、、
って信じるか信じないか、、、
まぁ、あとはね、
例えばトランペットを習い始めると、それまでにも聞いてたCMなんかも、「あ!これ、トランペットじゃない?」とか、引っかかりができると思うのね。
認知心理学かなんかでは、「スコトーマ」っていう盲点があって、盲点にあるモノは、そこにあっても見えないってのと同じく、自分の方に情報のフィルタがないと、同じ情報があってもスルーしていっちゃうから、
そう思うと、知らなくても楽器さえ吹けて、譜面さえ読めれば演奏は可能だけど、そこにどんな意味を見出すか、ってところが、付加価値というか、そっちが大事というか、、、
そんなことを思ったりする今日この頃です。
それではみなさま、また明日ねー!!
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