( GET NAVI特別編集号「LOVE 日本酒」 )
■2014/2/8(土) 雪のち霙
朝起きて窓から外を覗けば昨晩から降り続いた雪にとり囲まれていた。午前中は一歩も外に出られそうにないな。
霙(みぞれ)混じりの冷たい雨が、綺麗に降り積もっていた白い雪を次第に壊しにかかっていた。
外出できたのはようやく路上の雪も溶けた夕方。 といっても出かけたのは近くの書店。
店内通路で「ちょっと ちょっと」と囁く声がしたと思い目線を下げると
『LOVE日本酒』という雑誌が目に入った。
お～っ、 「義侠」 「天吹」 「新政」そして「玉川」の蔵訪問か・・・
表紙に 近頃飲んだ日本酒銘柄たちの文字が
すぐに目に飛び込んできた。
早速、その雑誌を手にとって めくってみれば
▼全国に熱烈なファンがいると言われる「義侠」(愛知)の紹介
蔵に行ったときは、 この十一代目 昌弘さんが案内してくれた。
▼外国人杜氏として知られる 「玉川」(京都)のフィリップ・ハーパーさんも紹介されていた。
業界に唯一の外国人杜氏さん 「玉川」は、外国人が理解する日本酒の参考になる。
▼何かとそのパフォーマンスが目を引く 旋風を起こしている「天吹」(佐賀)
私の印象は「おもしろい」 今年もたぶんこの銘柄から目を離せそうにない。
そういえば 美味しい日本酒はしゃべりかけてくる えっ、空耳? ・・・なのか
「ねえ 待って。 あなたに 飲んでほしいの 」と日本酒の囁く声が
聞こえてくることがある。 日本酒にしてみれば
美味しい! と感じてくれる人に飲んでほしい
という切なる願いなんだろう。
日本酒は生きている。
そんな体験をして以降
「出会いは、偶然ではなく必然なんだ」
私は、そう思うようになった。
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(寅)