( 未開封の日本酒が次々と 大阪・大正「温々」)2015.01.02
■2014/1/2(金) 雪のち晴
朝、目を覚ますと家の周りは真っ白。元旦夜から振り始めた雪で、四方を閉ざされて外出が危ぶまれたものの、まもなく太陽が空に顔を出すとみるみるうちに雪が溶け始めた。
昼に大阪梅田の阪神百貨店に向い、本日より出展している李白コーナーに立ち寄った。昨年同様、担当の高木さんと田中路子室長が蔵から来阪。 大雪で大阪に出て来るのにいつもより随分時間がかかったのだそうだ。
並べてあるお酒を一通り試飲。全種試飲していくと結構ほろ酔い気分になった。年賀に持っていく酒として生酛仕込み「こだわり」を買い求め、その足で大正にユーターンした。それにしても梅田は、初売りの買い物客で、とんでもなく多い人出だった。早くこの密度の多い地帯から逃げ出さないと・・・ の感じで、梅田を脱出。 「年末の阪急、年始の阪神は、いつも多いな~」
御堂筋線を心斎橋で鶴見緑地線に乗り換えて大正へ 向かったのは、本日15時開店 大正の日本酒居酒屋『温々』 私が店に着いたのは、14時50分。
「2015年のお客 第一号です。」と開店準備中の女将さんに挨拶。「店を開けて2時間くらいはどうせ暇だろうなと思っていたけど早くからありがとうございます。」と言われた。私の早々の来店は想定外のようで、かなり驚かれたようだ。 開店一番乗りは、昨年、鍋会イベントにも参加させて頂いたし、なかなかいい日本酒を飲ませて頂いたことに対し敬意を表してのこと。今年も期待してますよとの意思表明でもある。
15時開店して、「振る舞い酒用意してます。」と出されたのが、梅乃宿の金箔入り純米酒。私が、「丁度良かった。なんとなくそんな気がして、これ、梅乃宿の吉田佳代社長に書いてもらった色紙です。」と渡すと 振る舞う酒を梅乃宿にするなんて誰にも言ってなかったのに この偶然まるでマジックみたいと再び驚かれていた。
届いた段ボール箱からおもしろい日本酒が出てきてカウンターに並べられた。
見た瞬間、今年の外呑み最初の酒は「射美」にすることにした。 「美酒を射止める いいじゃないか・・・」井之頭五郎だったらたぶんそう言ったのではなかろうか。 そして射美の後は「屋守(おくのかみ)・八反錦」を飲んで帰ることに決めた。
まもなく 名古屋から酒造会社の蔵人さん、それから常連さんが入店。 開店早々日本酒好きな男性5人の来店は女将さんにとって想定外だったみたいだ。
他の人のコメントがほぼ似たようなものだった。「正月2日から店を開けて、誰もお客が来なかったらかわいそうだから 」というもの。まんざら冗談でないが、日本酒好きなお客さんがしっかりこの店のことを評価していると思わせるものだった。
▼熊本産馬刺しで「屋守」八反錦
▼あんこうをから揚げで頂いたのは初めて
身がふんわりとして美味しい
ちなみに私からの日本酒「李白」の生酛仕込みの酒〈こだわり〉は、今度の「純米酒をHOTで楽しむ会」で使わせてもらいますとのこと
夕方5時には、予約していた女性が入店。 結構、お酒話しをして気づけば3時間半もまったりとしていた。 新年始まったばかりだけど 「今年もまたお世話になります。」と言って外に出れば、営業している店などもなく真っ暗。
心斎橋からうらなんばを覗けば、開いている店はどこも盛況だった。 ここも人口密度が多いな。
私はやはり西田辺・長居・大正あたりが似合ってる。今年もスペクタクルな日本酒との出会い、大いに期待したい。
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(寅)