( 「久礼」「亀泉」「雨後の月」 さむらい )
■2015/1/9(金) 一週間前の手記 雪まじりの雨 のち曇
雪まじりの雨に濡れた夜道、頭上には左半月、濡れた道をかすめるように吹く風は冷たく痛かった。顔を隠すようにして巻いたマフラーで風を避け、地下鉄西田辺交差点から南に歩くこと3分弱、年明け初の旬の酒場「さむらい」へ
道からガラスごしに見える店の様子、さすがにテーブル席は満席状態、美味しい酒と魚に喜ぶ顔また笑顔。
さてカウンター席は、空いているのか? と視線を奥に傾けると6席ある両端は若いカップル。仕方ない私の指定席、左端はお預けのようだ。今日は間に挟まれて、一人呑むとしますか。
刀の形そのままの取っ手を横に開けば威勢よく「いらっしゃい」の声 すぐにマスターがこちらに出てきて「寅さん、今年も宜しくお願いします。」と挨拶された。「こちらの方こそ よろしくお願いします。」
席に着けば、マスターがちょうどタイミング良かったみたいに メニュー表にはまだ書いてない未開封の酒を早速私の前に並べてくれた。 久礼・亀泉・雨後の月 の未開封三本まるで私が来るのを待っていたような日本酒たち
鰹ならば「久礼」なんだけど・・・ 「亀泉」もいいかな・・・ でもやっぱり八反錦が呑みたい気分だし、ちょうど今夜の天気とぴったりだし・・・ 今年の「さむらい」での初酒は・・・
「雨後の月」純米大吟醸 純米大吟醸でなくてもよかったのだが、何といっても酒米が八反錦で酒米の故郷 広島の酒だから、選ばない手はない。
もちろんアテだって揃っている。広島産生牡蠣で頂くことに。 これがブリッとして美味しかった。
次は、北海道の天然ブリを頂くことに これを佐賀の「東一」で頂いてみた。 これが大正解。 私がこの「東一」に勝手に名付けた別名がある。 「腑に落ちる酒 東一」喉から腑にまっすぐ滑るように流れる味わいだから
▼ワクワクするようなラインナップ
ところで右隣のカップルは日本酒好きのようで、彼女が注文した長野の「九郎右衛門」がなくなったので、じゃぁどれにしよう?と困っていたので、私はなかなか飲めないので「屋守」(おくのかみ)にしてはどうか とすすめた。 共に 日本酒と肴が好きで、この店に良く来るんですよと話してくれた彼が好きな銘柄は「風の森」だと言っていた。「屋守」(おくのかみ)は仕込み十五号、西田辺にも「やもり」が出現したことを知った夜でもあった。
▼新鮮な魚がリーズナブル
この夜、頂いたのはこの二杯だけど、今年も酒と魚の切れ味抜群。
新春早速切れてます。 旬の酒場「さむらい」
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(寅)