夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Arriflex 16S はどこまで解説しましょうか

2024-02-21 11:35:44 | Weblog

3台目の16ミリカメラ Arriflex 16S を試運転しながらこれをどこまで解説するか、手順を考えました。

収録に使う HVR-Z5J をセットして。

これが工房の Arriflex 16S ですぞ。レンズは Angeneux F9.5-95mm が付属していました!

木製三脚は Bell&Howell 70DR とは違う物です。

全体を紹介した後は各部の解説。

順不同でここから。

このアングルの方がいいかな。ファインダー、モーター、回転計など。

ファインダーです。ファインダーを覗かない場合はこちらから光が入らないように開閉式の扉を閉じます。

シャッターは単なるスイッチなので回り初めと停止は成り行き。

指をかけているのがシャッターで押すとロックされ、左のレバーで解除。

このカメラは実際に使ったことはありませんがフィルム装填の様子は必須でしょう。

電源ケーブルの差込み部です。左が+ 右が-。-はボディアースになっています。

モーターは標準装備の直流モーター。胴体を回すと速度が変わります。

モーターは簡単に脱着できますが動力を伝えるカップリングゴムについても補足説明が必要かな。

工房にやってきて試運転にこぎつけたときはカップリングがスリップして空回りして慌てました。

これはコマ送りのダイヤルです。奥のダイヤルは正転/逆転の切り替え。

自作のパワーケーブルです。これについては詳しく解説する必要があります。

ケーブル作りは何度も挑戦しました。何本試作したかな?

このカメラは持ち主が転々と変わるとパワーケーブルを紛失するのが常らしいですね。

苦心の作、電源ボックスです。

バッテリーは業務/放送用で定番だった BPタイプの 12V を使います。

Arriflex の標準モーターは 8V 前後の仕様で、 12V を加えると焼けるそうで DC/DC コンバータで 8.4V に落としています。

8.4V に根拠がある訳じゃありませんがこんな程度でしょう。

電源ボックスとパワーケーブルは自作なのでその内容も詳しく解説する予定です。

試運転です。モーターの目盛りで 3.2 程度で 24コマになります。

このモーターは電子制御なんかしてないので回転は安定しません。撮影中は AD が監視して調整するんだそうです。

次は 400feet マガジンについて。このカバーを外して

マガジンを取り付けます。

マガジンのロックと長尺フィルムの装填手順も解説が必要ですね。

これも重要なポイントです。マガジンと本体はこの突起で電気的に結合されますが

こちらはカメラ側ですが頼りない電極なので当てになりません。

これについては対策を説明することになります。

ざっと考えてカット割りの手順が見えてきました。

最後に 400feet マガジンを取り付けた姿を記念撮影。絵になりますねえ。

400feet マガジンにフィルムを入れて撮影したいけどそれは夢。

なお、この状態だとΦ75 のヘッドでは頼りないし危険です。

もしこれで撮影するならΦ100 ヘッドのガッチリした UNIVERSAL の木製三脚があります。

以上、16ミリカメラの試運転と解説の動画を撮る準備は済んだ、かな?

コメント
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