大雑把な日常

日常のあれこれ。

耳鼻科

2009-12-05 | 日記
こどものころ
耳鼻科というのは
数ある病院の中でも
群を抜く恐ろしい場所でした。

今思い起こすと
なに
っていう主要な理由は思い出せないのですが、
鼻水を吸う掃除機のようなもので
脳みそを吸われているような感覚とか
先生の顔とか
におい
とかではなかったか
と記憶しております。

娘がこのたび中耳炎になり、
「あの病院やだ」
といっている
その気持ちがよくわかる。
が、
ひとりでいすに座って
先生の指示通りに
首をかたむけたり、口をあけたりしているのをみると
なんて大人なんだ
と尊敬の念が芽生えます。
4歳にしてわたしはこんなにもおとなしくしていただろうかしら。

今日もわたしが先生の話をきいている間に
看護婦さんに連れられて別室で吸入していました。
丸イスに腰掛けて
つるっぱげのおじいさんの横にチョコンと座り、
おとなしく自分で吸入器を口に当てているうしろ姿は
ちいさな大人のようでした。

そういえば今日は土曜日なので
子連れのおとうさんが多く、
不慣れな感じでお気の毒でした。
看護婦さんから子どもの体重を聞かれ
「え、わかりません」と戸惑っておりました。

そうだよなぁ。
子どもが産まれるまで
お母さんが子供の体重を完璧に把握しているなど
思いもよらなかったことです。
幼児をもつお母さんのほとんどは
自分の子供の体重を即答できます。
たぶん、産まれたときのグラム数も。

不思議だけど
当たり前のこと
って、
たくさんある。

コメント
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