上野動物園では

猿山と両生爬虫類館がすきです。

両生爬虫類館は
ワニやトカゲや
ヘビや蛙
が
生暖かい湿度の館内の
水槽に
展示されています。

どの両生類もジッと動かない。
亀がいちばん動いていたくらい。
やつらは
ジッとしている。
それなのに
並々ならぬ生気。
ヘビや蛙は
皮膚がヌメヌメと光沢があり
目がキラと光っています。
たまにノソっと動く。

きれいでグロテスクで
そんでもって
ちょっとまぬけなところが
いい
とおもっています。
それが無機質な水槽のなかに詰め込まれている感じも
テンション高くて
明るい
動物園の中で
異質な気がして
いいです。

こどもはとっても怖がっていました。
最初から怖がってたわけではなく
ジーッと見ているうちに
怖くなったようです。
野生の凄みを感じ取ったのかもしれません。

一日遊んで疲れて
もう寝るだけ
っていう時間の車内で
うちの子が言った一言。

「どうぶつえんって、くさいよねぇ」

真剣なまなざしでした。
「ママもくさいと思った？」
と聴くので
「動物園ってのは、くさいところなんだよ」
と教えました。

正しい反応でうれしいなぁ
と思いました。
このまま真っ直ぐ育ってほしい。
いつからか
糞尿をくさい
と思うようになった娘です。
そのへんの下なことゆえ
さらにいろんな理由でくさい
ということを詳細に教えておきました。

私の場合は
鳥類の館が
気持ち悪かったです。
大量のいんこが巣穴から出てくる様が。とくに。