大雑把な日常

日常のあれこれ。

ナンパ妄想

2010-09-01 | 日記
朝、
近所のコンビニには置いてないジュースを買いに
いつもとは違うコンビニに行きました。
レジに並んでいると
「歯科大行きのバスは何番ですか?」

前に並んでいた青年がレジのバイトの子に聞いていました。
青年は
アラブ系外国人でした。
それも
かなりのイケメンに見えました。
斜め後ろからは。
スラリと背の高いモデル体形で、
スーツを着ていて
耳にイヤホンと
小さなピアス。

声だけを聞くと
とても外国のひととは思えない流暢さ。
レジの子は
パートのおばさんに
それを聞き
パートのおばさんは
「バスの運転手さんに聞いてください!すいません!」
と受け流しておりました。

はあ。
こんなスーパーマンみたいなひとがいるんだわ。
と私は思いました。
きっと
歯科大にIQの高い用事で行くんだろうな。
青年は、リステリン?
ガラガラするやつ
を買ってました。
営業さんかしら。


ジュースを買い、
私は
なぜか隣のパン屋に一回入り
何も買わずに出てきました。

そのあとバスターミナルに出て
例のイケメン青年を探しました。

ターミナルは
ほぼ円形のバス停がいくつもある大きなもので
一個一個のバス停に目を走らせてみたものの、
彼をさがすことはできませんでした。

ふぬ。
もうバスは出てしまった。

あきらめきれなかったのか私は、
今度はふらふらとバス停案内の看板に行き
歯科大行きのバス停がどこか
確認しに行きました。

5番。

5番のバス停か。
見るとそのバス停にはだれもおらず、
イケメンさんはバスに乗って行ってしもうた。
と確信したのです。

通勤前のひまつぶしになったわい。
とバス停に背をむけると
そこに
例の青年が立っていました。

ぎゃ。

と私。
今から思えば歯でも磨いていたのかしら。
私は
迷いに迷って
青年の前後1メートルを
いち往復し
意を決して
声をかけました。

「5番です!」

と。
驚いた青年に有無を言わさず
さらに

「バスは5番からでますよ」

とたたみかけました。
青年は
パッと笑顔になり

「ありがとうございました」

と言いました。
わたしは「どういたしまして」と会釈をし
さっそうとその場を去りました。


いろんなとらえ方があると思う。
親切な人
不審者
痴女。

でも
もうちょっと物欲しそうな間を保ったら
ナンパされた?

なんて妄想してます。
コメント
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