どうも。娘観察家です。
親である、親バカである、ということ以上に、
私は彼女のファンであり、生まれた瞬間から観察の目を光らせている。
彼女がどう行動し、どう考えるのか
とても興味があります。
最近、本の話をしてくれました。
私は彼女が幼少時に毎夜絵本を読み、
一週間に十冊絵本を借りてくる
ということをやりました。
本好きになる
かと思いきや、十年以上経って、そんな兆候はありません。
本嫌いよりはやや抵抗なく本を読む
くらいに収まっている。
(本当の本好きの娘の同級生はマジですごい)
また今の中高生は、義務教育課程において朝読書の習慣を与えた影響で、
本に抵抗のない子が多いとか。
学校教育のおかげで、幼少期に絵本読みまくりは、あんまり意味ない、という結果です。
今のところ。
彼女は、教科書に載っている掌編(5ページくらいの短い話)をめちゃくちゃ目をきらめかせて「すごいんだよ」と話してくれました。
森鴎外に、井上ひさし、夏目漱石に向田邦子。
選びに選び抜かれたトップの話が教科書に載っているのですから、
それはそうなんですが、
はたと気づきました。
私が中学生のとき、あんまり国語の教科書に載っている話を
「すごい」とは思わなかったな、と。
そういうものだ、と思っていました。
すごくて当たり前だし別に興味もなく、その後も引きずることはなかった。
今、大人になっていろんな文章を読むようになり、
さらに自分でも書くようになって、
はじめて、
あれだけのページ数であれだけのものを書けるのは「すごい」と思うんですが、
中学生では気づけなかった。
それ気づけるって、なかなか面白い頭の構造している
と私は思いました。
作り手と自分を比べること
客観性がないと無理だろう。
その考えに行きつくのに、
私が幼少期に絵本を読んであげたことは影響しているか?
と考えました。
否。
なにかあるとしたら、
お笑い番組かなぁ。
お笑いマニアな私は、
ずっと見続けているからこそ、
なにが「新しくて」、「すごい」かがわかり、
それを口うるさく解説とかしていた。
そのこと、刷り込み、かも。
影響与えているとしたら、ね。
制作者側をリスペクトできるのは、
娘独自のものかも、しれないけど。
以上、最近の報告でした。