大腸を管理する上で次に重要なことは、きれいな水を十分に補給することです。
大腸に適度な水分がなければ、便を滑らかに送り出すことはできません。
特に便秘の人は、便の水分が非常に不足した状態になっていますから、起床したらすぐにコップ1杯の水を飲むことを習慣にしてください。
飲んだ水は30分から1時間程度で大腸に達し、便を動きやすくしますし、胃に水が入ると反射作用で腸の活動を促します。
ところで、最近は放射能の問題もあって、飲み水の安全性についてご心配の方も多いのではないでしょうか?
水道の水は塩素が入っているので、雑菌が繁殖しないという意味では確かに衛生的ですが、日本の水道水の塩素濃度は世界的にも高く、長い目で見ると人間も塩素の害を受けてしまいます。(例えば、塩素が体内に入ると動脈硬化を引き起こすという説があります)
さらに、水道水中の残留農薬や水道管の腐食、貯水槽の汚れなどを考えると、自宅に浄水器を設置するのが賢明なようです。
しかし、浄水器にもいろいろな種類のものがあって、どれを選んでいいのか迷うと思いますが、私のお薦めはアルカリイオン整水器です。
アルカリイオン整水器というのは、厚生労働省が認めた医療機器で、必ず医療機器認証番号というものがついています。
その効能は、「慢性下痢」「消化不良」「胃腸内異常発酵」「制酸」「胃酸過多」に有効であるとされており、大腸だけでなく、消化器系全体の管理に最適だと思います。
また、『だからアルカリ電解水健康法』(小羽田健雄:著、メタモル出版:1998年刊)という本も出版されているくらいで、消化器系以外にも効能があるようです。
実際にアルカリイオン水を飲み始めると、便の臭いが薄くなるという効果にすぐに気がつきますが、これはおそらく腸内環境が改善されて悪玉菌が減少するのではないかと思われます。
安いアルカリイオン整水器なら2万円台で買えるものもあるようなので、もしこれから浄水器を買おうと思っていらっしゃる方がいたら、ぜひ購入を検討してみてください。
なお、浄水器のフィルター内の水は、活性炭によって塩素が除去されて雑菌が繁殖しやすくなっていますから、朝一番に使う場合は30秒ぐらい出しっぱなしにしてから使うようにして下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます